サブマシン(CoreDuo T2300 1.68GHz)に引き続きメインマシン(Pen4 2.8GHz)をVistaに替えた。いや正確にはまだ替えたくなかった。ソフトの対応が進んでいないからだった。が、そうはいかなかった。
いずれVistaに替えるなら、とCPUとマザボを買ってあったのは前に書いたとおり。いきなりインストールしてまくいかなかったら仕事に差し支えるので、まずは仮組みしてインストールだけしてみようと思った。
今回はなるべく出費を抑えるため、メモリやハードディスク、ビデオカードなどはとりあえず前のものをそのまま使う。しかしCPUはケチらず必要十分のものを、というチョイスだった。
おもむろに電源とビデオカード、メモリ、DVDドライブをはずし、新しいマザボに付け替える。アップグレード版のクリーンインストールなのでちょっとコツが要るが(後述)、無事インストールは完了した。後はケーブル類を元に戻して、時間があるときに組み替える予定だった。
しかーし、ここで床の上に不自然な水溜りが...え?冷却水漏れ!?
そう、Pen4 2.8GHzはとてもよく発熱する。去年の夏はそのためにエアコンを買ったぐらいだ。それでもハードディスクまで飛んでしまうほど去年の夏は暑かった。そして、水冷システム導入となったのだ。
効果は絶大で、よく冷えてしかも静かだった。しかし、ポンプにつながっているホースが根元から折れるなんて予想もしなかった。これが使えないとなると元に戻しても使えない。
「しょうがない...やるか?」時計はすでに午後10時半を回っていた。
慣れた手つきでケーブル類をはずし、ネジをはずしてマザボ摘出。その後あたらしいマザボを取り付け、とりあえずリテールファン、メモリ、各種ケーブル類と組みつけていく。そして完成。まだ11時前だ。
しかしこれからが大変だった。仕事や私用で使っていたソフト類のパッケージを探し、片っ端からVistaでの対応状況やバージョンアップ、ドライバ等を探しながらインストールしていった。気がつくと朝だった。
そして仕事の時間となり、業務についた時だった。VPNがつながらない!なんで?とあせって調べていくと、VistaではVPNに使用するプロトコルがMS-CHAP v2.0へ変わったらしい。聞いてへんぞ、そんなの。なんでやねん...
そのほかインストール途中でコケるソフト多数。たまにしか使わないけど要る、ってやつに限ってダメ。そんなこんなで、なんとか使えるようになった。しかしVPNは依然としてつなげられないままだ。
ここで裏技発動。マイクロソフトが無償提供しているVirtualPC 2007をインストールし、そこにWindows XPを入れる。これはうまくいった。VPN接続もできるし、Vistaで使えないソフトも使える。昔使ってたVMwareに比べると動作も安定しているし、なかなか使えそうだ。
かくしてメインマシンはCore2Duo E6400 2.13GHz搭載となり、とりあえずVistaマシンとなった。しかしWindowsエクスペリメンス・インデックス、要するにベンチマーク結果は「1.0」。ビデオカードが2D用デュアルモニタ向けなので、ゲーム用グラフィックスの項目が1.0で全体として1.0になってしまったというワケ。
誰か三次元CAD向けに手ごろなデュアル出力可能ビデオカードでお勧めがあったら教えて欲しい。