2007年7月アーカイブ

選挙が近い。事前調査では自民苦戦らしいが無理もないだろうと思う。

 

殺人事件とか詐欺事件とか、そんな話題は別に掘り下げて聞きたいとは思わないのだが、韓国のクリスチャン団体がアフガニスタンへボランティア応援のため出かけて行って拉致されたと聞くと、状況が良くなるよう祈らずにはいられない。経過が気になる。

普段子供たちが学校から帰るまでは、夕方のニュース番組を見る。ところが夏休みに入ってしまったので、なかなか見たい番組が見られない。加えて妻も手話関連の番組を録画しても見られる時間が限られるので私が遠慮するしかない。

 

ということでワンセグチューナーを買ってみた。新し物好きなので以前から気になっていたアイテムではあるし、大阪であれば地デジも早くから放送しているので見ない手はないと思っていた。

が、自宅のある場所は紙一重で「難視聴世帯」なんだなー、これが。

放送局のある方角の山の上にマンションが建ったので、アンテナではゴーストがひどくって見られない。そのためケーブルテレビで地上波はタダで見られるようになっているのだが、ワンセグのようなUHF帯となるといくらデジタルでも映らないのでは?という気がしていた。6mの道路をはさんだお向かいは対象外なため、テレビ映りが悪いとぼやいていた。

 

実はこのサービスが非常にお得になっていて、ふつうはアンテナを立てても映らないUHF帯の京都テレビやサンテレビがきれいに映る。まあそれも2011年で終わってしまうわけだけれど。

今回たまたまワンセグチューナーの格安品を特売しているのに出くわした。ノーブランドなので性能のほどはわからないし、Vista対応とは書いてなかった。だが本日限りのサービスで4,980円、残り1個。

5,000円を切ったら買う、と決めていたので(根拠なし)、とりあえず手に持ってすこし店内を見て回った。そこは中古も扱っているのであるいは、と思ったのだが正解だった。バッファローの製品が開梱品特価で5,980円。こちらはVista対応、しかもデータ放送、iEPGなども対応だ。

 

pcasttv_2.jpg
バッファロー製 「ちょいテレ」 DH-ONE/U2Pを付属のスタンドに設置

 

家へ帰るとさっそくテスト。

本体にはワンセグ携帯と同じ3段伸縮のロッドアンテナがついているので、まずはこちらで。大阪だとデフォで7チャンネル入るはずなのだが、4つしか入らない。住宅地ということもあり、やっぱり1F室内だとこれではきついか。

次に本体付属の外部アンテナを窓辺に立てて、ケーブルでつなぐ。こちらは全部入った。調べてみるともう1つ、全部で8チャンネルみられることがわかった。NHK総合と教育、読売、朝日、毎日、関西、テレビ大阪、それにサンテレビだ。

画質はまあ320x160程度ということでYouTubeを見ているようなもんだが、番組表だとか予約録画もできるし。

画面は左下の録画の操作など、右側の番組表などは隠すことができる。最低画面周りのフレームだけにできる。字幕放送や音声多重放送にも対応。タイムシフトもある。

 

pcasttv_1.jpg

 

意外と使いそうなのがスナップ。ボタン一つで画面のコピーがとれる。何に使うってそりゃ料理番組のレシピをとるでしょう(笑)

いろいろ調べるとCPU負荷が比較的少ないとのと。確かにタスクマネージャを見ると2%程度だ。Skypeなんぞ話し出したとたんにほかのアプリがフリーズしたかのようになるのとは比較にもならない。

 

さすがにこれで映画を見る気にはなれないので、もっぱらニュース専用といったところか。ドライバのVista対応を待っているところだったのだが、もう地上波用のチューナーボード(PCI)には戻れないなあ...

 

新たにチューナーを買った。しかも二つ。

 

tuner_070721-1.jpg

 

元々チューナーは何台か持っていた。最初に買ったのはゼンオンの「クロマティーナ」というクロマチックチューナーで、1オクターブ分のキーとピッチ切り替え、オクターブ切り替えなどをスライドスイッチで切り替えるタイプ。新任でブラスバンドの顧問になった時に買ったもの。

こいつの厄介な点は一度トーンジェネレータモードを通らないとチューナーモードにならないところ。しかもボリュームがないのでスイッチを入れたとたん「ブッ」と結構な音で鳴ってくれる。重いしでかいし。針式なので見やすいのは確かなんだが。

もう一つはセイコーのST737、これもデジタルながら針式のもの。こいつはコンパクトで、ピッチの狂いを1セント単位で表示してくれる。だがマイクとラインしかないため、騒がしいところ、特に隣でピアノが鳴ってたりするとまったくダメ。しかもバッテリーが弱ってくるとピッチが狂ってくるくせにバッテリー残量が分からない。

あとはエフェクターに内蔵されているもの、コルグのA3というマルチエフェクターと同PANDRA PX4。A3は中学生でギターを始めた子にあげてしまった。PX4はプリアンプとしても使えるがコンパクトすぎる割りにラインでつないでおかないとダメなので自宅練習用に使っていた。

そしてAdamasIIはチューナー内蔵なのだが、基準ピッチが440Hz固定なため不便でしょうがない。他のOvation  セレブリティとヤマハ L-12は内蔵ではないのでなんとかしたいと思っていた。

 

それが今回、クリップ式のものが店頭でも最近安くなっているのでどれにしようかと迷いつつ、ヤフオクで二種類入札してたら両方落としてしまった。

一つはアリアのET-3000。店頭で4000円程度すると思うが2000円でゲット。もう一つはCherubという聞き慣れないメーカーのWST-523というモデル。1100円でゲット。これらは大きさも機能もほとんど似ているが、ちょっとハード的な仕様が違うので単なるそっくりさんというだけみたいだ。

電源はET-3000がプッシュボタン、WST-523がスライドスイッチ。このスライドスイッチ固すぎ。あとはどちらもクリップ(振動センサー)とマイクを備え、ギター、ベース、バイオリンとクロマチックモードがあるというあたりは同じ。

ちょっと問題ありそうだったのは基準ピッチの選び方。ET-3000は1HzピッチでUp/Downできるが、WST-523はUpのみ。上限の450Hzに達すると下限の430Hzに戻る方式。どちらも電源を切っても設定を覚えているので、まず切り替えることはそうそうないだろうと思うが。ちなみにうちではA=442Hzを使う。これはピアノが442で調律されているため。

 

tuner_070721-2.jpg

 

ギターのヘッドにつけるとこんな感じ。ET-3000は画面サイドにバックライトがあり、普段は消灯しているがチューニングを始めるとONになる。しかも±10セント程度に合うと画面全体がグリーンに、そこから外れるとレッドに変わるので非常に分かりやすい。WST-523もグリーンやレッドに変わるが、明るさがいまひとつ。

装着感はET-3000はクリップもしっかりとまるし、回転式のネック部も遊びがないのでがたつくような感じはない。演奏中でもつけっぱなしにしておいて、曲間で怪しいと思ったらすぐにチューンできる。WST-523はたまたまなのかクリップは弱めで、ネック部も遊びがあって少々ふらふらしている。演奏中に落ちそうだ。

ということでET-3000はステージ用、WST-523は自宅練習用にすることにした。どちらも大差はないので一個買って使う分には全然問題ないと思う。他にもArionというメーカーのはトーンも出せるものがあるし、高くてもブランド品が良ければ4-5000円も出せば買えると思う。

 

チューニング命です。

 

 

台風が来るので家で工作してたという話。

 

ちょっと前にオベーション・セレブリティの弦を張り替えた。どうもそのときサドルの向きを間違えてつけたみたいで、弦高がおかしくなっていた。

直さなくっちゃと思いながらも、こいつの場合面倒なつくりだったので後回しになっていた。

フォークギターによくあるピンで弦を留めるタイプだと、適当なところでカポをはめればヘッド側は弦を張ったままサドルの交換ができる程度に弦をはずすことができる。ところがオベーションはブリッジにある穴に弦を通すので、ヘッド側で完全に弦をはずさないとサドルが取れない。

今回人造象牙のサドル材を入手したのでいっそ交換してみることにした。

 

ivory2.jpg
面倒だなーと思いながらはずしたサドル(注:左右逆のままです)

 

通販で取り寄せた人造象牙のサドルは汎用サイズなので、幅も広いし厚いし高いしだった。またオリジナルはピエゾ素子を取り付けるために下側が特殊な形をしているのでかなり整形しないといけない。

板ヤスリでちまちま削るようなレベルではなかったので、『お座敷ファクトリー』で削ることにした。

ある程度寸法取りした上で細かいところはノギスを当てながら慎重に削った。 削り足りないとサドルの溝に入らないし、ピエゾ素子の金具もつかない。削りすぎるとガタついてビビリ音の原因となる。

 

ivory3.jpg
お座敷ファクトリー(防音ケース入りフライス盤)で切削加工中

 

ノギスは0.01mmまで表示できるデジタル式なのだが、フライス盤の目盛りは0.1mmきざみのダイヤル式のため勘に頼るしかない。0.0数ミリ削っては測り、という具合。

また送りが手動のためまっすぐにしか切れないのが悩みの種だが、それでもほぼ同じ形にできた。ちょっと寸法を間違えて削りすぎてしまったが、やり直しは効かないし、とりあえず支障はないのでこれでいこう。

 

ivory4.jpg

 

取り替えた感じではちょっとサスティンが伸びるようになった気がする。オベーションのプリアンプってアンプにつなぐとプリプリした音になるのだが、ちょっと硬めになったようにも思う。

 

実は先日、あるサイトにバズ・フェイトン・チューニングについての解説と、「それを上回る完璧なチューニング方法」が書いてあるのを見つけた。それがきっかけで思い立ったことだった。

 

これらはアコギで通常のチューニングを行った場合に、ポジションによってはピッチが狂うためにコードが濁って聞こえるという問題に対処する方法だ。 バズ・フェイトンは元々そういう設計でギターを作ったうえで、対応チューナーを使い微妙にピッチをずらしたチューニングを行うというもの。このサイトの「MTS」はナットとサドルに微妙な加工を行ったパーツをつけることで、このピッチの狂いをなくすというもの。

エレキギターのように各弦ごとにサドルの位置を調節できるわけではないので、アコギの場合はオクターブピッチなどの狂いは直せない。 理論は難解で、数式や図解があったがなんとなく理解できたかなー、と。しかし何よりサンプルサウンドを聞けばその差は歴然だった。

 

さすがにここまで凝ったことをマネするのはメンドーなので、最初はサドル側で調整してみようと思った。ちなみにオベーションでもアダマスのサドルは各弦ごとに山の位置が変えてある。横棒いっぽーんではないのだ。元々一枚の板でできているセレブリティのサドルではここまでの加工はできない。削りはじめてから考え直して、これはあきらめた。

それでもクラシックギターなど、サドル幅の間で前後に山の位置がずらしてあるものがある。知人に貸している松岡良治のはそうなっていたと思うが手元にないし、同じ位置で調整が有効かどうかはわからないのでまたの機会にゆずるとする。

 

次はナット側の加工を予定している。乞うご期待ってことで。

あははは、カゼをひいてしまった。月曜からずっと具合が悪く、寝たり起きたり仕事したりでズルズルやってたら木曜には声が出なくなってしまっていた。

微熱が続いていて暑いので窓を開けたり閉めたり、そのたびに猫が網戸を開けにやってくる。金曜になってようやくマシになったので一気に製造にかかった。

 

catlock_070706.jpg

 

※下は三次元CADから出力した各パーツの図面、後ろにあるのは材料のアルミ角材

 

今回は三次元CADで大体の部品のイメージをつかんであったので、あとはケガキ線をいれて正確に削っていくだけ(のはず)だったのだか、時間がないためあせってやったらやっぱり図面どおりにはいかなかった。

アームには8mm角材、フレームには15mm幅の板材を使うのだが、アームを5mm厚にまで削るのを省略してしまった。フレームの穴は削りすぎてしまった。しょうがないので薄いビニール板を挟んだらけっこうアームの動きがスムーズになったのでケガの功名といったところか。

 

明日はこれを網戸に取り付ける。これで脱走するのを気にして仕事する必要もなくなる(ていうかこの時期からエアコン入れるので、そもそも部屋に入れなくなるのだが) 

 

 

いつまで引っ張るのかって...?ネタが尽きたわけではないけれど。

 

ちゃんと設計図面を起こしてみた。とはいっても三次元CADだからいわゆる紙の図面というイメージではないのだけれど。

メインとなるパーツはフレームとアーム。アームを止めるネジ。フレームを止めるのは実際にはタッピングビスを使う。下穴を開けて木ネジでもいいが緩んでくるだろうから。

 

catlock_asm1.jpg
パーツを組み上げた状態 

 

 

catlock_asm2.jpg
パーツを分解した状態 

 

 

私が使用しているのは「Alibre Design Xpress」といって3ds社が無償提供している機能限定版。限定といってもかなりの機能が使えるので、この程度の簡単な部品だったら30分もあればできてしまう。業務用にはきつい(と言いながら使えているんだが)けど、工学部系の学生とか使うにはいいんでないかい?

Acrobatを持っていれば3DオブジェクトつきPDFなんてのも作れる。絵をクリックすると拡大・縮小、回転とかライティング、透明なんてのもできるという。プレゼンにおすすめの機能。

 

さて我が家の愛猫三兄弟。今度は仕事部屋の網戸を開けて3匹ともエスケープしたと思ったら、近所をナワバリにするドラ猫とバトル状態で逃げ込んできた。もうひとつ作るハメに...

 

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