2007年9月アーカイブ

久しぶりのハードウェアネタである。

 

だいぶ前からお気に入りの SONY Clie PEG-TH55 が調子悪かった。デジタイザが暴走してGraffitiiがまともに認識しない、夜遅い予定を書き込むと表示が二重になり「予定をセーブできなかった、スマソ」みたいな弱音を吐く、アプリによっては突然リセットがかかる、カメラを使おうとレンズバリアを開けると「マルチメディアエラー云々」でカメラアプリが終了する、などなど。

「マルチメディアエラー」については各所で不満の声が上がっているようだが、いわゆるソニータイマー。ソニーは責任取る気がないらしく、修理するには新品一台買えそうな修理代をとるらしい。もはやこれまで、か。 

それでもいろいろ便利を追究して詰め込んでいったアプリやデータになじんでしまった体が、今まで乗り換えを拒んできた。他にもPalmデバイスは3台あるのだが、どれも古くなっているのでクリエシリーズ最後(のほう)にして最高のTH55を手離す気にはなれなかったのだ。

 予定表や連絡先など、いずれも標準のものではなく使い勝手の良いフリーソフトに入れ替えてあった。ついにバックアップが飛んだので何を入れてたんだかもはや分らなくなってしまったが。とにかく重宝してた。

 

さて、いよいよ乗り換えを決意した(せざるを得なかった)わけだが、以前DoCoMoのM1000というモトローラ製のスマートフォンに手を出して失敗している。これはひと回り小さいので携帯は便利なのだが、デジタイザの感度が悪く日本語変換が恐ろしく面倒だった。

元々海外向けの製品をカスタマイズしたようなのだが、日本語を入力するにはペン入力システムをいちいち呼び出す必要があり、それがまた入力可能になるまで数十秒待たないといけないという(泣)

海外のマルチメディア携帯によくあるSymbian OS搭載だったわけでソフトはけっこういろいろそろっていた。でもこの入力が最大のネックとなり、あっという間に使わなくなった。

今回はもうあと選択肢として、Windows CE系しかなさげ。Linuxは結局シャープのザウルスしかないし、シャープ製はすぐ壊れるイメージがありちょっと敬遠したかった。

ところがいろいろ見ていくと、PocketPCタイプはいまやhpかDELLぐらいしか出てないし、そこそこ高いし、古いの新しいので全然機能が違うし。結局狭い画面であれこれやるとなるとリナザウとかM1000と変わらないので悩んでしまった。

そして目についたのが「シャーぽん」ことSHARP W-ZERO3だったというわけ。ありゃ、シャープ製デバイスだよ、困ったね。

 

ヤフオクを見る限り、初代なら1万円前後で取り引きされている。辞書てんこ盛りの二代目に惹かれたが結局本体のみを9,500円でゲット。あとで聞いたら解説本を三冊もつけてくれるという。ラッキー!

なぜW-ZERO3か。なんでだろ、使い始めたばかりなのでよくわからないけど、発売当時ほんとは欲しかったんだよね。ちょうど開始当時から使っていたDDIポケット(当時すでにウィルコムに変わっていた)を解約したところで、回線契約しないとダメと言われて諦めた経緯がある。

BluetoothがないことがTH55同様ちょっと不便なところだけど、まあプチ強力なカメラもついてるし、無線LAN内蔵だからとりあえず回線契約しなくても使えるし。何よりWindows Mobile5というあたりが安定感があっていいと思った。

 

さて現物が届いて、解説本を読みながら(本体取説は読まない^^;)、なんとかその世界観を自分のものにしようとあれこれいじっていた。まあまあ何とかなりそうだ、入力方法も何通りかあるし、ハードウェアキーボード内蔵ってのがいい。その分本体は厚ぼったくてTH55の3倍ぐらいあるわけだが...持ち運ぶときはどこに入れようか?

ソフトに関してはまったく手探りだったため、あちこちのサイトやブログの書き込みを参考にいろいろ入れていった。TH55に残っているデータを移すのはその次にしようと思ったのだが、実は長い道のりの始まりだった(続く...)

 

 

今日で塗装工程は終わり。本当はもっとゆっくり丁寧にやるべきだったのだが、いろいろ忙しくなってきたのと、店開きするスペースがないため。

クリアを吹いたとたんにホワイトパールが浮いてきてしまったのでちょっと焦ったが、完全に乾いて硬化した時点ではまったく目立たなくなっていた。やれやれ...どうなるかと思った。

それにしてもさすが二液式ウレタン塗料、ツヤがぜんぜん違う。これをいったんサンドペーパーがけして磨き上げたわけだが、これも最初は元通りになるか不安だった。ちょっと磨きが足らないようでツヤはいまいちだが、あまこれは後からでもできるし。

 

まだブリッジの接着も乾ききっていないし、プリアンプの配線もまだなため弦は張っていない。細かいことをあげればキリがないが、当初の状態と比べればまったくの別モノと言っていいと思う。

とりあえず、これは世界に一本しかない、特別なオベーションだ!

 

repair_before.jpg
-Before-

repair_after1.jpg
-after-

 

...最高の、かどうかは鳴らしてみないとなんとも言えないので保留(笑) 

 

 

さて、いよいよ佳境に、と思われたのだが、大どんでん返しが待っていた。NHKの朝ドラみたい。

 

GOTOHのペグが届いたのでさっそくヘッドに合わせてみる。元々サイズが違うため、ネジ穴を埋めて凹みをパテ埋めして、といろいろ準備をしていたのだが、現物がないためこれ以上の作業を進められなかったところ。

おっとー!ナットが短い。あまり気を付けてなかったがヘッドの厚みがちょっとありすぎ。仕方ないのでヘッドの裏を掘り下げることにした。GOTOHのペグにはポストの高さを変えられるものがあるので、こっちにしとけば良かったのに、という話。

ヘッドのロゴも結局作り直して(A型だもの)、バッチリ決まった!と思ったのにまた塗り直し。今日のガッカリその1だった。それでもなんとかここまでこぎつけたのは我ながらグッジョブ!

 

repair_peg2.jpg

 

 

そしてボディ。ロゼッタ(サウンドホール周りの飾り)をどうしようかとパーツメーカーから取り寄せたりしたのだが、このギター、オリジナルのロゼッタは塩ビのパーツに印刷したものを貼り付けてあった。これが傷だらけになっていたので、磨いてやろうとしたら印刷が消えてしまった。

オベーションでもこのタイプのものはみんな同じ構造なんだろうか?オベーションといえばロゼッタではなく「エポーレット」と呼ばれるマルチサウンドホールなので、この手のものはあまり気を付けて見た覚えがない。

まずパーツを使わず、市販のロゼッタ(寄木細工のもの)を埋め込もうと考えたわけだが、ボディ中心の穴がかなり大きいためサイズが合わなくて断念。

 

repair_rosetta3.jpg

 

 

そこでオリジナルの図案(オークリーフと呼ばれる)をコピーし、Illustratorを使ってサイズを変更してみた。外周と内周の円の幅を小さくし、リーフも小さくして数を増やした。開口部が大きくなることでサウンドにどう影響するか楽しみだ。

ところがここで問題発生。インクジェット用の透明シール用紙を使ってプリントしたのだが、マスキングテープを貼っていたのをあとではがしたところ印刷まではがれてしまった。結局また印刷しなおし...せっかくなので今度はレーザープリンタでやってみた。径が大きいのでサークルカッターのリーチが足らず苦労した。

 

repair_rosetta4.jpg
 
repair_rosetta5.jpg

  

ようやくここまでたどり着いた。時間があれば明日はクリア塗装しておしまい。しばらく休ませて磨きこめば完成...のはず。

 

 

なんか一進一退。

 

やっぱり塗装が難しいねー...塗装ブースがあるわけでもなく、家の中にスペースがあるわけでもなく。時としてガレージで、時として玄関で、といっても2mも離れていないし。ガレージは屋根しかないタイプだし。

スプレー吹いてちょっと目を離すと、なんか黒っぽいほこりがついてるし。吹いてすぐだけどもう乾いているので慎重に払い落してはまた吹き...と思えば猫の毛が貼りついている!もう!!

うちには3匹猫がいる。自宅近辺をナワバリにしているドラネコもいるし、隣の公園からは犬の毛玉がよく飛来している。でもこの細い毛はうちの子だ...服についていたみたい。気を取り直してサンドペーパーをかけてはまた吹く。と、一滴の汗が...あ゛あ゛あ゛あ゛あ

ということでなんだかんだでプライマーから下塗りまで1か月かかっても終わらなさげ。次のトップコートは高かったので一本しか買ってない。慎重にやらないと...

 

でも今日はネックがようやく仕上がった(というかなかなかデコボコが平らにならないので諦めたというか)ので、ヘッドのロゴを入れてみた。これはどうしようか悩んでいたのだが、携帯電話用(?)のタトゥーシール作成キットが使えそうだったのでトライ。

これは株式会社Tooの「タトゥーシール A6サイズセット」。葉書大のシートが3枚入っている。値段は忘れたけど数百円だったと思う。まずシートにプリンタで図柄を鏡面反転させて印刷する。ふつうはそこに粘着シートを貼り付け、周りを切り取っておしまい。貼りつけるときは透明シートをはがして貼り付け、台紙を水でぬらすとペロっとはがれるという仕組み。

今回は金色があるので、プリンタではロゴの枠線だけ印刷し、裏から筆で金色を塗ってから粘着シートをかぶせたのだが、この段階で何度か失敗してしまった。

インクジェットプリンタ以外で印刷するなと書いてあるのでそうしたのだが、最初は水性のゴールドペンで塗ったため、乾くまでに印刷した線が滲んでしまった。仕方なくレーザープリンタで印刷。ついでにガンプラショップでタミヤのエナメル塗料を物色。トナーが溶けるかな、と思って薄 めに塗ったら、今度は乾くのが早くて塗りムラができてしまった。

どうやらトナーは溶けないようなので今度こそ、としっかり塗ってみたら、貼ってから厚みのムラがあることに気がついた...やれやれ。

 

repair_headlogo1.jpg
タトゥーシールキットにタミヤホビーカラーを塗る。 

repair_headlogo2.jpg
貼ってみたところ。この角度だと厚みムラは目立たない。

もーええか...と諦めて撮った写真をオリジナルのときのを比べてみてひとり呟く。

左は入手した当初の写真。ペグがさびてるのでGOTOHのを注文している。ヘッド全体をペーパーかけてパテ盛りして、完全に平らにしてからネック全体を塗装した上にロゴシールを貼っているのだが、後でボディと一緒にウレタン塗料のクリアを吹く予定。

compare_to_original_s.jpg
 

 

さてこれらの写真でわかるかどうか、今回ボディとネックのカラーはパールホワイトにしてみた。オベーションのカラーには絶対ありそうで実はない色。実はソフト99のホンダ車用ペイントなんだけど、自動車用塗料ってけっこう種類がある上に、ちゃんと塗ればかなりきれいに仕上がるのでよく使っている。ちょっと高いけど。

今乗っている車はホンダのオデッセイRA6のガンメタ。その前に乗っていたのが同じくオデッセイ・プレステージRA5の「ケイマンホワイトパール」、これは特別色だった。妻があっちこっちこするもんだから、ちまちま塗ったり磨いたりしていたのだが、すんごく難しいんだこれが。

下塗りのプライマーの上に下地の白を塗って、パールマイカの上塗りをして、それからクリアをかける。部分塗りは不可能だと思った。結局タッチペンでごまかしていたが、ある日自損事故で廃車に(泣)

そのときの残りを使おうかと思ったのだが、もはや再入手不可能だったので最近の色にしたという次第。もちろんギターの表面に塗るのはどうよと思ったけど、あれだけ割れていたり削れていたものを直す技術(根性?)はないのでソリッドカラーでごまかすことに。

 

自分では今のところなんとかイケていると思うが...オベーションを作ってる人たちが見たら嘆くだろうな、やっぱり。

 

今日、できあがったプロジェクタ台を先方に引き渡すことができた。

といっても私は用事で帰ってしまっていたので、直接顔を合わせることはできなかったのだけれど、とても喜んでいただけた様子。夜にはもう設置状況を写真に撮って送ってきてくださっていた。

 

固定用のネジ穴位置はぴったりだったそうだ。それは図面を見て作ったからであって、合わなかったらどうしようと思っていた。やれやれ。

無断で紹介させていただくが、思っていたより狭そうな場所だったのでビックリしている。だがその分コンパクトに収まっていい具合になっているように思う。

市販のプロジェクタ台はプロジェクタを置くのみで、ほとんどパソコン用設置スペースがない。これだと90センチ四方にオペレータも含め全部収まる。

どこか商品化してくんないかなあ?

 
setting.jpg
 

 

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