2007年9月27日

Windows Mobile端末への乗り換え

久しぶりのハードウェアネタである。

 

だいぶ前からお気に入りの SONY Clie PEG-TH55 が調子悪かった。デジタイザが暴走してGraffitiiがまともに認識しない、夜遅い予定を書き込むと表示が二重になり「予定をセーブできなかった、スマソ」みたいな弱音を吐く、アプリによっては突然リセットがかかる、カメラを使おうとレンズバリアを開けると「マルチメディアエラー云々」でカメラアプリが終了する、などなど。

「マルチメディアエラー」については各所で不満の声が上がっているようだが、いわゆるソニータイマー。ソニーは責任取る気がないらしく、修理するには新品一台買えそうな修理代をとるらしい。もはやこれまで、か。 

それでもいろいろ便利を追究して詰め込んでいったアプリやデータになじんでしまった体が、今まで乗り換えを拒んできた。他にもPalmデバイスは3台あるのだが、どれも古くなっているのでクリエシリーズ最後(のほう)にして最高のTH55を手離す気にはなれなかったのだ。

 予定表や連絡先など、いずれも標準のものではなく使い勝手の良いフリーソフトに入れ替えてあった。ついにバックアップが飛んだので何を入れてたんだかもはや分らなくなってしまったが。とにかく重宝してた。

 

さて、いよいよ乗り換えを決意した(せざるを得なかった)わけだが、以前DoCoMoのM1000というモトローラ製のスマートフォンに手を出して失敗している。これはひと回り小さいので携帯は便利なのだが、デジタイザの感度が悪く日本語変換が恐ろしく面倒だった。

元々海外向けの製品をカスタマイズしたようなのだが、日本語を入力するにはペン入力システムをいちいち呼び出す必要があり、それがまた入力可能になるまで数十秒待たないといけないという(泣)

海外のマルチメディア携帯によくあるSymbian OS搭載だったわけでソフトはけっこういろいろそろっていた。でもこの入力が最大のネックとなり、あっという間に使わなくなった。

今回はもうあと選択肢として、Windows CE系しかなさげ。Linuxは結局シャープのザウルスしかないし、シャープ製はすぐ壊れるイメージがありちょっと敬遠したかった。

ところがいろいろ見ていくと、PocketPCタイプはいまやhpかDELLぐらいしか出てないし、そこそこ高いし、古いの新しいので全然機能が違うし。結局狭い画面であれこれやるとなるとリナザウとかM1000と変わらないので悩んでしまった。

そして目についたのが「シャーぽん」ことSHARP W-ZERO3だったというわけ。ありゃ、シャープ製デバイスだよ、困ったね。

 

ヤフオクを見る限り、初代なら1万円前後で取り引きされている。辞書てんこ盛りの二代目に惹かれたが結局本体のみを9,500円でゲット。あとで聞いたら解説本を三冊もつけてくれるという。ラッキー!

なぜW-ZERO3か。なんでだろ、使い始めたばかりなのでよくわからないけど、発売当時ほんとは欲しかったんだよね。ちょうど開始当時から使っていたDDIポケット(当時すでにウィルコムに変わっていた)を解約したところで、回線契約しないとダメと言われて諦めた経緯がある。

BluetoothがないことがTH55同様ちょっと不便なところだけど、まあプチ強力なカメラもついてるし、無線LAN内蔵だからとりあえず回線契約しなくても使えるし。何よりWindows Mobile5というあたりが安定感があっていいと思った。

 

さて現物が届いて、解説本を読みながら(本体取説は読まない^^;)、なんとかその世界観を自分のものにしようとあれこれいじっていた。まあまあ何とかなりそうだ、入力方法も何通りかあるし、ハードウェアキーボード内蔵ってのがいい。その分本体は厚ぼったくてTH55の3倍ぐらいあるわけだが...持ち運ぶときはどこに入れようか?

ソフトに関してはまったく手探りだったため、あちこちのサイトやブログの書き込みを参考にいろいろ入れていった。TH55に残っているデータを移すのはその次にしようと思ったのだが、実は長い道のりの始まりだった(続く...)

 

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