2007年10月 4日

SHARP W-ZERO3をいじってみた

 

Windows Mobile 格闘記(笑)のはじまり、はじまり...

 

さて、このSHRAP W-ZERO3 (WS003SH)はDDIポケットからWILLCOMへと変身した後、PHS市場に参入したSHARPが放ったスマートフォンだ。

フォン、ということで本来は携帯電話端末なのだが、それはW-SIM (WILLCOM SIM)の機能であり、それを使わなければ無線LANを備えた「ちょっとごつい」PDAである。

発売当初は回線契約しないと買えなかったのだが、今ではソフマップの中古PDA売り場で普通に売っている。だいたい1万円前後なのでPDAとしては安い方だと思う。他にはDELLやhp、東芝もWindows Mobile機を販売しているが、どれも1万円台後半からである。

 

このW-ZERO3、画面は縦長なので240×320ドット表示、ということになるのだが実はVGAサイズの表示機能を持っている。わざと解像度を落として使っているということ。本来の解像度で使わないともったいない。

ということで最初にやったのがいきなりリアルVGA化(おいおい、そこからかい!)

実はこれができるからということでこの機種にした。CLIE TH55でハイレゾ画面に慣れてしまったので、狭い画面は使いたくないからだった。

方法は簡単。『ozVGA』というソフトをインストールし、できる限りフォントを大きくするだけ。後は目を鍛える。元々アプリなどはリアルVGAに対応していないため、画面サイズが縦横倍になったということは文字サイズが1/4になったということ。ボタンやメニューまでが1/4になってしまう。ちっさー!

老眼で弱っている眼にはきついので、フリーのフォントで『IPA UIゴシック』を導入。後は『ポケットの手』などのカスタマイズツールでシステムフォント等のフォントとサイズを変更した。EPWING電子辞書なんかは同じく『IPA 明朝』が最適。紙の辞書を見ているかのようだ。

どうしようもないのがスタートメニュー。これは小さいままなので代わりにランチャーソフトをインストール。「Today」と呼ばれるスタートアップ画面上にアイコン表示のメニューを出現させるものはけっこういろいろあるのだが、VGA画面に対応させたという『cLaunch』を選択。

他にも『rlToday』を導入した。アナログ時計やカレンダーが表示できる。ただし、これに付属している背景画像やメニュー設定はQVGA仕様であり、VGA用に自分で画像や設定ファイル(xml)を変更する必要があった。ちょっと敷居が高いかもしれないのでとりあえず必要なスキンのセットを置いておく。

rlToday用 VGA対応スキンセット

 

ここまで書いてなんなのだが、VGA化することでどうしても不便を強いられるものが゜一つある。それは入力メソッドが限定されてしまうことだ。標準では手書き認識などいくつかの方法があるのだが、入力エリアやキーパッドが画面表示できなくなってしまうためキーボードを引っ張り出すしかなくなってしまう。

幸いにして『VGA Large Keyboard』をインストールすることで、画面上にソフトキーボードを表示させることができるようになる。アプリによっては使えないものもあるので、ハードキーボードを使うことになる。

ついてて良かったキーボード、しかし手書き入力が使えないのは...まあ元々Graffittiではないので諦めていたけど。

 

以下、各標準アプリはフリーソフトで置き換えた。

・予定表 → 『Offisnail Date』
・連絡先 → 『Offisnail Contact』

いずれも標準アプリのデータを共有できるので、母艦PCと同期させることでOutlookの住所録や予定表と同期させることができる(はず)。これによりなんとかCLIEのデータをW-ZERO3に引っ越しできたのだった。

この同期だが、W-ZERO3に付属する『Active Sync』は最新の4.2でもVistaには対応していない。Vistaの場合、別途マイクロソフトのサイトから『同期デバイスのアップデート』を行うことで『Windows Mobile 同期センター』なるソフトがインストールされる。これを使うとOutlook2003でもデータの同期が可能になるのだ。

さてCLIEの方はというと、実はOutlook2002までの対応で、かろうじてSONYのライブラリにある『CLIE Palm Desktopのアップデート』をインストールすることでOutlook2003にもVistaにも対応する。インストール時にちょっとハングアップするのが厄介だが、タスクマネージャで強制終了をかけると使えるようになる。

 

その他のソフトで入れて良かったもの。

・辞書閲覧用 『EBPocket』 EPWING規格の電子ブック辞書を見られる。
・テキスト閲覧用 『ブンコビューワ』 青空文庫以外にもテキストデータが読める。とりあえず聖書閲覧用。
・テキスト閲覧用 『T-Time』 これはちょっとカタログ表示で字が小さいので大変。
・ファイル管理用 『GSFinder+ custom』 VGA表示用にカスタマイズされて使い勝手が良い。
・ビデオ、オーディオ閲覧用 『TCPMP』 新幹線の中で映画も見れる。

などなど...もはや元のToday画面の面影はない。

 

mytoday_1004.jpg

 

そしてソフトだけでなくハードに凝るのも私の特徴だ。どんだけぇ~、という感じ。

 

軽く電池カバー部分をレザー張りにしてみた。といってもダイソーで売ってたレザー調合成繊維シート、100円なり。

 

leather_1.jpg

 

 

そして縦置きも横置きもできるスタンド。材質はパイン集成材、オイルフィニッシュ仕上げ。バックはコルクシート貼り、これもダイソーで100円。

 

 

w03_stand1.jpg

 

 

w03_stand_2.jpg
 

 

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