2007年12月アーカイブ

今回は頼まれてギターを修理することになった。

 

とある日曜日、同い年で高校の教師をしているM氏から「こんなのあんねんけど、着ない?」と革のジャケットをもらった。あまり着たことないし、サイズ的にはちょうどだし、余った(?)からというのでもらうことにしたのだが、ただしが付いていた。

「代わりといっちゃ何なんだけど、ギター直してくれへん?これなんだけど」と。最初からそう言えばいいのに...もちろん引き受けることにした。年末のこの時期だから喜んで、とはいかないけれど。

 

ギターはやはりオクで買ったものらしいヤマハのAPX-4A-Custom。しばらく壁に吊るしてたが弦を張り替えようと思ったらブリッジが浮いてきたと。見事にはがれてしまっている。

 

apx4_1.jpg

 

この間のオベーションはトップを塗りなおすために仕方なくはがしたのだが、これはすでにはがれてしまっているので貼り付けるだけなら簡単だと思った。実際にはブリッジ周りのトップがうねっていて、簡単ではなかったのだが...

 

日曜の夜なら時間があったのでさっそく作業開始。いったん完全にはがして、下地を整えてから接着することに。ところがよく見るとエンドピンがささったまま浮いたので、トップの板をこじるような感じでなったのだろう、エンドピン穴づたいに横に割れて盛り上がってしまっている。

 

apx4_3.jpg

 

ボディ内部にぴったりの支柱を入れて、バックとトップから挟み込むようにしてクランプをかける。ドライヤーで熱をかけてそのまま2日ほど放置。ほぼフラットになったところをブリッジにボンドを塗って再びクランプして3日放置。

 

apx4_4.jpg

 

ボンドはいつものフランクリン・タイトボンド。サウンドホールが小さいためCクランプはちょっと入らなかった。長い棒で押さえるとたわみ具合でちょうど良い圧力になるのでいいかなと思ったのだが、まだちょっと弱かったようでブリッジの淵に隙間が空いてしまった。表面板のうねりによるもので、まあ内部でしっかり貼りついているので問題ないはず。

ブリッジの具合を見て、ついでにフレット磨き、ハードケースのクロスのはがれもサービス。ボディも磨いて弦を張ってみるとエレアコらしい生音で、ちょっと私の好みではないけれど、コンパクトで持ち運ぶにはいいかもね。都合で引渡しは年明けになったが、これにて作業完了。

 

apx4_9.jpg

 

 

これにて今年の「やってみた」はおしまい。来年は何をやろうか... 

まとめて書いただけで、毎日こんなことをやってるわけじゃない...誤解のないように。

 

先日、ウィルコムのW-ZERO3を中古で買って使い始めたと書いた。

あれからいろいろソフトを試したり、ドイツまで持って行って見せびらかそうとしたり(結局しなかったけど)、それなりに使いこなせるようにしようと努力はしてみた。だが、やっぱりだめだ~

Palmに慣れた体はもはやWinCE系のソフトを受け付けない。キーボード入力というのがそもそもダメなのだ。やはりペンでスラスラと入力できなければPIM用デバイスとしては使えない。

とにかく画面が狭い。VGA化してみたけど字が小さくて見えなくなるので結局諦めた。QVGAではソフトキーボードとか手書き入力欄が画面内になるので狭くてしょうがない。かといってハードキーボードをよっこらしょ、と引き出すたびに画面のレイアウトが縦から横に変わるため、ボタン類が画面からはみ出してしまうことも。

いろいろ試行錯誤してみたが、結局昔使っていたSONY Clie TJ25に戻ってしまった。TH55は壊れてしまったので、機能的に変わらないのであれば軽い方がいい。

ところが前にも書いたとおり、基本的にPalm DesktopはOutlook2003以降に対応しない。このあいだTH55では同期できたように思ったが、どうにもうまく行かない。忙しくなってきたのでこれも諦めてしまった。

 

手帳のように軽くて、Outlookとの同期もでき、できれば無線LANやBluetoothもついていて、というとやはり現在はPocketPCしか選択肢がない。またうんざりしつつもヤフオクでPDAカテゴリを物色する。

現在日本語版のPDAを出しているのは東芝とHPぐらいか。どちらも機能的には申し分ないが重かったり高かったり。かといってCASIOとか古すぎるものもどうかと。

いろいろ見ているうちにDELLのAximがよさげだと分かった。現在のX51vあたりだとまだ高いのでX30にターゲットを絞った。そしてなんとかハイエンドモデルをゲットできた。

axim_5.jpg

 

このモデルはOSがWindows Mobile 2003 Second Edition、CPUにIntel PXA270 624MHzを搭載しているが、画面がQVGAなためかなり高速で動作する。体感的にはTH55よりぜんぜん早い。レジストリ修正でフォントをSH G30にし、クリアタイプ表示にしたところ見栄えもよくなった。

ハイエンドモデルは内蔵メモリ64MB、無線LANありのモデルで、Bluetoothはオーディオ規格に対応するので音楽プレーヤーとして使うこともできそうだ。ネックは電池の持ちがあまり良くないらしいこと。予備バッテリーやUSBチャージケーブルを探しておかないといけないが、まあ出歩くことも最近は少ないので慌てない、慌てない。

今まで使っていたTH55と比べると、大きさはほとんど同じ。厚みも部分的に厚いところがあるが持ってみて違和感は少ない。TH55はずっしり重く、手を滑らせると落ちそうなのだがX30は軽く、適度な出っ張りが引っかかるのでホールド性は良いと思う。まあプラスチックの筺体はちょっとチャチでペコペコなのが気にかかるけど。

axim_1.jpg

axim_2.jpg

axim_3.jpg

axim_4.jpg

 

問題のPIMソフトはW-ZERO3ではOfficenailを入れてみたが、このソフトはWM5専用なためX30では使えない。諦めてPocket Informant 2007を購入した。イマイチ使い慣れていないので全機能を把握していないのだけれど、Palm/Clieで使っていたものより全然高機能だ。

入力についても手書き入力の認識率はかなり高く、スムーズに入力できる。Graffitiに慣れてしまっているのでイマイチ速度的には遅いけど、その分手書き対応のソフトをいくつか入れてみた。

Palm/Clieだとマルチメディア系のデータはいちいち変換しないといけなかったが、X30ではWMVもWMAもMP3も、単にコピーするだけなので便利だ。Vistaとの相性も良く、Windows Mobile デバイスセンターでOutlook2003ともバッチリ同期してくれる。

DELLはサポートする気がないらしいので、いずれは壊れたらおしまい。そのころにはWM6の機種がたくさん出ていることだろう。ケータイばっかりになっていたら困るけど。

 

 

忙しい時に限って手間のかかることに手を出したりする。で、しっかりとドツボにはまる。そしてまた忙しくなるという負のスパイラル...人呼んで「トホホ蟻地獄」。涙の12月レポートの始まり。

2006年の11月、東京出張中に愛用のノートPC、東芝dynabookSS S8を床に落としてしまった。 ホテルのカーペット敷きの上だったので、今まで何度かやっていたし大丈夫だろうと思った。しかし今回はダメだった。画面が出ない、というかバックライトが点いていない様子。デスクスタンドの反射具合でかろうじて画面が見える。

前の会社ではIBMのThinkPadが支給されていた。ゴツくて重い、1世代前のタイプ。なかなか替えてくれないので自腹で買ったノートを使っていた。 私のお気に入りは東芝製。一番最初はNECのPC-9801NS/Rだったが、縦400ドットしかないためWindows95のVGA画面が映せなくて買い換えた。それ以来全部東芝だ。 叔父が頭に東芝とつく会社の社長をしているので贔屓に思うのもあるが、地味ながらしっかりとした、要するにビジネス向けの製品が好きだったから。いわゆる銀パソなんて嫌いだ。

最初はリブレット20、そして60。リブレット20はCPUを自分で交換したり、60はクロックアップで100MHzを166MHzで動かしたり、と無理ばっかりやっていた。

後はダイナブック。これはさすがにいじれなかった。まずSS6000。そしてSS S8。現在はMX 166D。いずれも当時は最薄、最軽量クラスのもの。その分液晶パネルの強度不足とかあって、どいつもこいつもみんな液晶画面に圧迫痕(黒っぽいシミ)ができる。MXは新品でちょっと作りが違うのでまだ出ていない。

直せば直るんだろうけど、いくらかかるか分からないし、東京でサポセンに持っていけばデータは全部消されるだろうからそれは困る。ちょうど時期的にCore2モデルが出ていたので、思い切って買ったのがMX 166Dだった。そのすぐ後にCore2Duoモデルが出るのは知ってたけど、それでは高くて買えない。

とりあえずデータを移し、最低限必要なツールだけでなんとか出張を乗り切ることができた。となるともう直す気がなくなって、壊れたS8はしばらく冬眠することになった。

 

 

ところが最近になって、妻が青色申告を電子申告でやるとか言い出した。じゃ出納帳を付けるのも パソコンでやればええやん、とS8を使うことに。ノートPCの内部をいじるなんて、この手の作業はちょっと久しぶり。

まずヤフオク等でパーツを探す。バラしてみた限り冷陰極管(CCFLチューブ)が割れているので正確な長さがわからないが、たぶんこのくらい、と外径1.8mm、全長251mmのものをチョイス。オクで買っても通販で買っても大差がなかったので「マスターネットショップ」にて購入。

fltube_1.jpg

 

反射板(チューブのおさまっている金属製のレール)を曲げないように注意しながら割れたチューブを抜きとり、代わりに新しいチューブを入れる。入れてから両端のリード線をはんだ付けした。

fltube_2.jpg

 

パネルを元に戻し、仮組みした状態で電源を入れる。よかった、ちゃんとついた。たったこんだけのことだったの?という思いで片づけに入る。

 

 

ところが、ふと気がつくと液晶パネルが割れていた...さっき猫がうろうろしていたけど、まさか踏んだのか?とにかくもうこのパネルは使えないことは確定。せっかくうまく行ったと思ったのに...トホホ(泣)

lcd_broken1.jpg

 

 

ここからはトホホ路線まっしぐら。どんどん深みにはまっていくいつものパターンだ。再びヤフオクで中古の同型機を探す。説明書きを見ると起動しないだの、HDDがないだの、BIOSパスワードがかかっていて使えないだのとけっこういろいろあった。

さすがにビジネスモデル、リースアップ品とおぼしきブツが豊富にある。使用頻度の少ないものもけっこうあるので狙い目かも知れない。ということでSS S5をゲット。液晶パネルが互換性があるかどうかなんて調べようもないので、ダメもとだったのだが、見事にハズレだった(笑)しかもボタンを押しても電源ランプがつくだけで外部モニタに映る様子もないので、こいつも直しようがない。見当はつくけど時間がない。

 

開き直って「無理やり液晶パネル移植手術」に移った。

S8のパネルは東芝松下製LTD121EA3Kというタイプ。S5のは同LTM12C328というタイプ。どちらも画面サイズ的には同じなのだが取り付け穴の位置が微妙に違った。コネクタをつないでみた限りは画面は映るので使えることは使える。

lcd_broken2.jpg

 

そこで穴を広げて無理やり合わせることに。ルーターで削ったのでちょっと荒々しいが、なんとか収まるようになった。やれやれ。

lcd_broken3.jpg

 

作業完了。これで元のように使える。ちょっと圧迫痕の具合が良くないが、いずれ機会があればもう一度取り替えることにしよう。

lcd_broken5.jpg

 

 

バッテリが死んでいたので一晩充電、翌朝再起動すると...今度は電源関係のトラブルらしく、S5と同様ランプしかつかなくなっていた。リブレットでよくあったバックアップ電池の交換が必要か?

 

うーん、どこまでやらにゃならんのか(泣)

このアーカイブについて

このページには、2007年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2007年11月です。

次のアーカイブは2008年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

2008年12月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
Powered by Movable Type 4.1