まとめて書いただけで、毎日こんなことをやってるわけじゃない...誤解のないように。
先日、ウィルコムのW-ZERO3を中古で買って使い始めたと書いた。
あれからいろいろソフトを試したり、ドイツまで持って行って見せびらかそうとしたり(結局しなかったけど)、それなりに使いこなせるようにしようと努力はしてみた。だが、やっぱりだめだ~
Palmに慣れた体はもはやWinCE系のソフトを受け付けない。キーボード入力というのがそもそもダメなのだ。やはりペンでスラスラと入力できなければPIM用デバイスとしては使えない。
とにかく画面が狭い。VGA化してみたけど字が小さくて見えなくなるので結局諦めた。QVGAではソフトキーボードとか手書き入力欄が画面内になるので狭くてしょうがない。かといってハードキーボードをよっこらしょ、と引き出すたびに画面のレイアウトが縦から横に変わるため、ボタン類が画面からはみ出してしまうことも。
いろいろ試行錯誤してみたが、結局昔使っていたSONY Clie TJ25に戻ってしまった。TH55は壊れてしまったので、機能的に変わらないのであれば軽い方がいい。
ところが前にも書いたとおり、基本的にPalm DesktopはOutlook2003以降に対応しない。このあいだTH55では同期できたように思ったが、どうにもうまく行かない。忙しくなってきたのでこれも諦めてしまった。
手帳のように軽くて、Outlookとの同期もでき、できれば無線LANやBluetoothもついていて、というとやはり現在はPocketPCしか選択肢がない。またうんざりしつつもヤフオクでPDAカテゴリを物色する。
現在日本語版のPDAを出しているのは東芝とHPぐらいか。どちらも機能的には申し分ないが重かったり高かったり。かといってCASIOとか古すぎるものもどうかと。
いろいろ見ているうちにDELLのAximがよさげだと分かった。現在のX51vあたりだとまだ高いのでX30にターゲットを絞った。そしてなんとかハイエンドモデルをゲットできた。

このモデルはOSがWindows Mobile 2003 Second Edition、CPUにIntel PXA270 624MHzを搭載しているが、画面がQVGAなためかなり高速で動作する。体感的にはTH55よりぜんぜん早い。レジストリ修正でフォントをSH G30にし、クリアタイプ表示にしたところ見栄えもよくなった。
ハイエンドモデルは内蔵メモリ64MB、無線LANありのモデルで、Bluetoothはオーディオ規格に対応するので音楽プレーヤーとして使うこともできそうだ。ネックは電池の持ちがあまり良くないらしいこと。予備バッテリーやUSBチャージケーブルを探しておかないといけないが、まあ出歩くことも最近は少ないので慌てない、慌てない。
今まで使っていたTH55と比べると、大きさはほとんど同じ。厚みも部分的に厚いところがあるが持ってみて違和感は少ない。TH55はずっしり重く、手を滑らせると落ちそうなのだがX30は軽く、適度な出っ張りが引っかかるのでホールド性は良いと思う。まあプラスチックの筺体はちょっとチャチでペコペコなのが気にかかるけど。
問題のPIMソフトはW-ZERO3ではOfficenailを入れてみたが、このソフトはWM5専用なためX30では使えない。諦めてPocket Informant 2007を購入した。イマイチ使い慣れていないので全機能を把握していないのだけれど、Palm/Clieで使っていたものより全然高機能だ。
入力についても手書き入力の認識率はかなり高く、スムーズに入力できる。Graffitiに慣れてしまっているのでイマイチ速度的には遅いけど、その分手書き対応のソフトをいくつか入れてみた。
Palm/Clieだとマルチメディア系のデータはいちいち変換しないといけなかったが、X30ではWMVもWMAもMP3も、単にコピーするだけなので便利だ。Vistaとの相性も良く、Windows Mobile デバイスセンターでOutlook2003ともバッチリ同期してくれる。
DELLはサポートする気がないらしいので、いずれは壊れたらおしまい。そのころにはWM6の機種がたくさん出ていることだろう。ケータイばっかりになっていたら困るけど。