仕事の用事で100均をぶらついていたとき、素材として売っているEVAシートなどを見つけた。「これってスポンジよりコシがあって、レンズとかカメラとか収納するのによさげだなあ...」と思ったときには買い物かごに入っていた。薄手のものは2mm厚が3枚入ってB4サイズでも100円!って安くないか?
ついでにパスタ用の密封ケースもお買い上げ。密封、なんて最初から期待していないけど。
さあ、それを適当に切り刻んで瞬間接着剤でくっつけてみた。もちろん接着剤も100円。「LOCTITEミニ」という使いきりの小さなチューブが2本になってるやつ。結構使いやすくて気に入っているマイ定番商品だ。今回買い忘れたけど...
コンパクトだがずっしりと重いペンタックスのSMCタクマーを入れてみたところ。ピッタリ。入っているのは1.4/50mm、1.8/55mm、3.5/28mmで、実はあと3.5/135mmと4/200mmもある。残念ながら200mmは太くて入らなかったので、パスタケースは2本買ったのに無駄になった。このへんが思いつきの悲しさ(笑)
ケースに入れてみると、バッチリがたつきもなく収まった。とりあえずリュックに放り込んで出かけるにはいいかも知れない。
ちょっと気分転換にハードネタをひとつ。先日来使っているドコモのNM705iだが、付属のヘッドホン(というかヘッドセット)が耳から落ちて困っていた。カナルタイプではあるのだが、サイズがちょっと小さめでカバーをつけないと落ちてしまう。このカバーがスポンジ製のやつで非常に収まりが悪いのだ。
今まで買った中でNo.2がJBLのカナルタイプなんだが、こちらはプラグ径が合わないためそのままでは使えない。φ3.5からφ2.5に変換する必要があった。そこで先日秋葉原を探し回ってやっとこさソニーの製品を購入したのだが、あるところにはあるもんだ。
ところが、微妙にプラグの長さが違う、というか本体ケースのフチが干渉して完全に奥までささらないためすぐに抜けてしまったり、片チャンネルだけになったりする。うーん、困った。
自宅へ戻ってノギスで測ってみると、プラグ自体の長さは一緒なのだが、ノキア純正品は根元が一段飛び出したような形になっている。ソニーのは根元がフラットなため干渉するようだ。
早速削った。フライス盤に三つ爪チャックを取り付け、手で回しながら丸く削る。中心径は4mmほど残して0.8mmほど削ってみた。
仕上がりはこんな具合。うん、うまくいったような気がする。
差し込んでみると...バッチリ、ピッタリだ!!きっちり図面を書いてやったりすると失敗するのに、だいたいこんな感じ、だとウマくいくのはちょっとどうかと思うが。
ちなみにNo.1のお気に入りヘッドホンは、パナソニックの製品だった。ちょっと大き目のイヤーピース?で、ダイヤフラム部には高音用と低音用の二つのドライバーが仕込まれているという代物だ。残念ながら3代ほど続けて使っていたが当時としては高かったためかなくなってしまった。もちろん初代のが一番のお気に入りだった。現在はコードが切れてしまったので、いつか直してやろうとそのままになっている。
仕事で東京に来ていたのだが、八重洲の中古カメラ店を覗いたところでご対面。聞けばだいぶ前からずっとあったものという。マルチコートではない様子だが、それにしても巨大だ。フードと前後キャップが付属しており、専用ケースに入っている。このケースがまた巨大で、象印のランチジャーかと思うほどだ。
買って帰る途中のホテル近くで、思い切って夜景を撮ってみたが、暗い景色であるにもかかわらず非常に奥行きのある立体的な写真が撮れた。噂どおり?
※ホテルの机で。腕時計の大きさを見よ!
※いっしょに持って行ったフレクトゴン50mm/F4が小さく見えてしまう。
※専用フードをつけた状態。人前で出すのは気が引けてしまう...かも。ちなみにこれは携帯電話(ドコモNM705i ノキア製)で撮ったもの。190万画素だがまあまあ使える。
P6マウントのレンズが3本になってしまった。今回手に入れたのはおなじみ Carl Zeiss Jena の FLEKTGON 50mm F4。前々から欲しいレンズのひとつだった。
なぜか競り合うこともなく安く手に入ったのだが、絞りは固まってるし、中にホコリだかなんだかいっぱいあるし(実はホコリではなくレンズのコバが痛んでいる様子)、きれいなんだけどそのままでは使えない個体だった。みんな知ってんだね、納得。
あとMCではないのでちょっと古い時代のものかも知れない。まあ、別にどうってことないんだけれど。
左がFLEKTGON 4/50、右がBIOMETAR 2.8/120。どちらもうれしくなるほどよく写る。間にあるチルトアダプタでソニーα100に取り付けるのだが、重いしでかいし、他のレンズは持てないのが悩みの種。
α100につけるとこんな具合。意外と軽いけど、十分にでかいよー
さあ、これでチルトさせるとどうなるだろう。ポートレートは苦手なんだけど、娘でも撮ってみようかな。妻には断られるに決まってるだろうし(泣)
先日来オクでペンタコンシックスマウントのレンズを物色していた。といってもこのマウントのレンズがなかなか出ていないので、思ったようなものが見つからない。あっても250mmとか、望遠ではなくて30mm~50mmくらいのものが欲しいのに。
現在手元にあるものはキエフ60用のMIR-38B。キリル文字で『MИР-38Б』なんて書いてあるので最初分からなかったが、ミールなんだそうだ。いろいろ調べてるうちにキリル文字が面白くなった(笑)
このレンズは65mm/F3.5なんだけれど、結構締まった絵が撮れるので、でかくて重いのを差し引いてもちょっと気に入っていた。ロシアンレンズもなかなか味があってよろしいねえ。当たり外れさえなければもっとグッドなんだけれど。
これは元々ペンタコンシックス用チルトアダプタとセットで入手したもの。チルト用としてはもうちょっと広角寄りが欲しいと思っていたのでツァイスイエナのフレクトゴンの50mmとか、同じMIR-26Bというのが35mmでいいなあと思っていた。でもフレクトゴンはF4だし、やっぱりでかいし(つか、巨大)、ミールも扱っているのが海外のショップ?でウクライナからメール便で届くというのがまさにロシアンルーレットとして有名なんだ。うーん。
そのとき、たまたまオクでツァイスイエナのBiometar(ビオメタール、またはビオメター)が目についた。知り合いの国内のショップが扱っていることもあり、これならいいかと思うんだけれどちょっと値が張る。しかも80mmだし。うーん、悩むなあ...
そしてある日のこと、大阪写真会館内の中古店で実物とご対面。一気にビオメタール命になってしまった。でもなあ...と思っていると、オクに「絞り羽根がない」というジャンクが出てきた。
ない、ってそんなあーた、見たところきれいなもんだし、わざわざバラして絞り羽根を取り払うような無茶をする人なんてこのクラスのオーナーにはおらんやろうに...でも、まさかなあ...とちょっと躊躇したものの即決。
そして手元に届いたブツは『Carl Zeiss Jena MC Biometar 120/2.8』。いつの間にか5本目のイエナ製、7本目のドイツレンズ。確かにボディも玉もきれいなんだけれど絞りリングを回しても何の反応もない。覗き込んでみても、羽根がしまい込まれている様子もない。絞り羽根を開閉するピンの動く溝がぽかっと空いているだけ...あちゃー、ハズレだったか。
仕方なくそのまま試し撮りへ。時間がなかったので隣の公園で落ち葉の散らばるベンチを撮ってみた。開放では全体的にぼんやりしててなんかイマイチ。NDフィルタとかいるかなー...でもなんかよさげな感じがする。ダメもとでもちゃんとバラして手入れしてみようか。
そしてバラし始めて5分。思ったより簡単に絞り羽根部分まで到達できたので、やっぱりこりゃダメかな、と絞りのリンクをつついたとき...あれ?なんかはみ出してる?
なんやー、ちゃんとあるやんかー!!びっくりー!!って、ちょっとは希望があったから開けてみたんだけどね。よくあるんだ、油とか羽根の間にしみ込んで貼りついているために出てこないってのが。すでに3つ4つそういうのを復活させてる。
ここからはがぜん楽しくなってきた。とりあえずユニットを取り出し、丁寧に羽根を一枚一枚洗うかのようにアルコールをつけては拭き、つけては拭き。ほんとはパーツ皿とかに浸してジャブジャブ洗うんだけど、すぐ下のレンズが外れにくそうだったのでやめておいた。
しばらくしてリンクをつつくと軽やかにシャコシャコ絞りが動くようになった。勝利。まだすこし黒いところが残っているが、いずれ消えると思う。
そして例のチルトアダプタに取り付けて、さっそく試し撮りへ...と思ったが夜中なのでまた明日。しかしごついな~貫禄あるよ、ホント。こんなの向けられたらふつう引くよね。
うーん、別の意味でうーん、所有欲をそそるというか、持っててよかった、みたいな...あれ、広角が欲しかったのではなかったのか?>自分
やはり65mmの画角だとこのぐらいの高さからじゃないとうまくいかないようで...もっともファインダー越しに見た風景と、実際に撮れる絵とはまた違っているのでなかなか「いまのはOKやろ~」みたいな感触がわからない。
それでもこうやって撮ってみると、ほう、確かにミニチュアモデルをジオラマセットに置いたような感じがする。ちょっとピントの合い方が変わっているだけなのにこんな風に感じるなんて、人間の目っておもしろい。
はっきりいってまだまだ試行錯誤が必要と感じた。最大で8度傾けることができるといっても、どちらの方向に傾ければいいのか、とか、どんなシチュエーションで効果的なのか、とか。
今回はまず家の隣にある公園で落ち葉のベンチを撮ってみた。6x6判のイメージサークルをAPS-C判のデジイチで使うわけなので、普通に使う分には申し分なさそうだが、ティルトアダプタで傾けた場合、ボケる範囲がいまひとつ狭いような...それでもピントが合わなくてボケるのと違った雰囲気がある。
1.5m程度のところでF5.6にて、ティルトなし。
左にティルト8度。
別の場所で、下にティルト8度、F5.6。
ちょっと雰囲気だけミニチュア、みたいな。
そのアダプタは『ティルト・アダプタ』。何をするものかといえばレンズをtilt、つまり傾けるもの。当然傾く方向は縦・横だけでなく何方向か任意方向に変えられる。何に使うものかというと、一般的にはミニチュア写真を撮るためと考えられているけど、本来は奥行きのある被写体で手前から奥までピントを合わせたりするために使う。似たものでシフトアダプタは建物などを撮ったときに歪が出るのを補正したり、といった用途となる。(9/27訂正)
国産だとすっごく高くて、10数万円はする。ところがロシア製(メーカーはウクライナ?)だと送料入れても2万円ちょっと。無事に届くかどうかは運次第...レンズだと結構いい加減なディーラーもあるらしいので、ロシアンレンズ購入はロシアンルーレットに例えられる。さすがにちょっと踏み込むのは躊躇していた世界だった。
とろが今回、オークションで「故障しているジャンク品」とのことで出品されたこのブツは、なんとアダプタからレンズが取れなくなってしまい、しかもレンズが壊れているため返品できないので処分するという。終了まで日数があったが、高くなかったので落札価格でゲット。
なかなか正直な方で取り引きはスムーズに完了。さて届いたブツを見てビックリ。ピントリングも絞りリングもガッチリ固まってびくともしない。アダプタはペンタコンシックスマウントということでスピゴット式。バヨネット式ではないので固定用のリングがアダプタ側にあるのだが、これまたガッチリ固まって微動だにしない。
楽しくなってきた~と工具を並べ、端から順にバラしていった。
カメラ側のマウントはニコンFマウント。フランジバックはソニー/ミノルタMAマウントより長く、内径も少し小さい。うまく改造できればソニーαに取り付けられると踏んでの落札だった。ティルトアダプタがほとんどバラバラになったあたりでスピゴットのリングが緩んだ。おー、取れたよ!これがペンタコンシックスマウントか~
平行していろいろ調べていたら、このレンズはキエフ60用のMIR-38Bという3.5/65mmで、はまったら取れなくなることがあるものらしい。大当たりだ。いろいろ見ていると、アダプタの各部で使われているネジのしめ加減で微妙な力がかかり、取れにくくなるようだった。実はこれが後でMAマウント化するときに苦労する原因となるわけだが、このときはまだ気がつかなかった。
続いてレンズ側のマウントを外し、ピントリングと絞りの具合を見る。なんか割れたプラスチックのパーツやらネジやらボールやらがポロポロと...ボール8つ!?何のボールだろ。ラッチ用にしては小さいしやけに数が多い。1個だけ大きいし。
さて開けてみたところがこれ。絞りを動かすレバーが曲がり、絞り羽根のパーツもひん曲がっている。何よりピントリングと連動して前玉が動くのを固定する爪はひしゃげてしまってネジの頭が飛んでいる。あちゃー、外れないので無理やりこじったか。いくらロシアンレンズでも最初からこんな状態で売ってるわけないから、元のオーナーかも。
ひとつずつパーツをアルコールで洗浄し、曲がったものは伸ばし、飛んだネジは同じようなものを探し、少しずつ組みあがっていった。絞りは元のリンケージの状態が分からないので、パズルを解いているような感じでかなり苦労したが、スプリングを留めるネジの位置が間違っていることに気がつき、なんとか絞りリングと連動させることに成功。ただ、なぜかピントリングを無限あたりに持って行くと絞りがきかなくなるというあたり、元々ハズレだったのかも知れない。恐るべし、ロシア玉。
さあ、続いてニコンFマウントからソニー/ミノルタMAマウントへの改造。これは単純にジャンクレンズのマウントを外して載せかえるだけなのだが、当然すんなり入るわけではない。しかもアダプタのパーツと一体化しているため、バヨネットの爪を削って、表面を削って、とかなりの大手術となった。
このへんあまり詳しくないのだが、各パーツのサイズを測ってみたところ、Fマウントのフランジバックが合っていないのではないかという気がする。P6マウントは74.1mm、Fマウントは46.5mm。差し引き27.6mmあればいいはずのアダプタの厚みが30.4mmもある。MAマウントは44.5mmなので、差し引き2mmMAマウントのパーツをかさ上げすればいいはずだけれど、元々高すぎるのではないか?うーん。
とりあえず手持ちのシグマAPO ZOOM 75-300mmをバラしたところ、こいつのマウントが一番ぶ厚かった(3mmもあった)のでこれを使うことにした。完動品だったのだが売ったところで1,000円もしないのでパーツ代としては安い。
多少の紆余曲折の後、無事取り付いた状態がこれ。アダプタ側のFマウントは原型をとどめないところまで削った。MAマウントの裏側もちょっと削っている。これらは全部フライス盤を使ったのであっという間に削れてしまうが、真鍮の削りクズって固くて細くてよく刺さるんだ、これが。
まだそれらしい写真を撮るに至っていないので、作例はまた後ほどだが、ご覧のとおりソニーαにティルトレンズ、しかも6x6版用、しかもロシア玉、というところが泣けると思う...
こんにちはー、と上下に最大8度。
あっち向いてホイ!と水平に最大8度。
本当はもっと土曜日とかの早い時間に行ってゆっくりブラブラしたかったのだが、家族が調子悪いとか忙しいとか、つい遠慮してしまうところが「お父さん」のツラいところ。
短時間だったので、偶然性に期待してディープなポイントをピンポイント爆撃。南海電車なんば駅で降りてまず「大阪市内」へ。そしてPCNETこと「パシフィックネット」、ソフマップ、カメラのナニワと至近距離範囲内。
「大阪市内」は先日買ったSONY VAIO TR2/BのACアダプタとかないかな、と。残念、なかった...しかしなぜか富士通のものが大量在庫。使えなくはないのだけれど、すでに持ってたりするし...ってことでここは戦果なし。
続いてPCNET。決して安くはないのだが、UNIXワークステーションのパーツとか不思議なものが大量にあるところ。最近2フロア分を1フロアにまとめたせいか、ますますカオス度高し。
ここでは入り口に入ってすぐ、PocketPC用のCFカードタイプカメラを発見。妙に剛性の高そうなケースがついて480円。うーん、さすがだ。高い買い物ではないけど...ドライバがなければ使えないかも知れないけどケースだけでも使ってみるか、といことで購入。ここにもVAIO用にちょうどいいアダプタはなし。
そしてソフマップ。あまり期待していなかったがVAIO用純正アダプタを発見。予想通りあまり軽くなかったのでパス。
ここにもデジカメ用品とか中古レンズがあるのだが、あまり数がないのと程度の怪しげなものが高く売られている(ように思う)。カメラ関係は筋向かいのナニワが安心できると思う。
そしてナニワなのだが、最近中古商品の展示が整理されて見やすくなっている。その分おいしいものはすぐ売れてしまうんだろう、あまりいいものは残っていなかったりする。
今回もφ55か58のNDフィルタを探しに行ったのだが、やっぱりなかった。紫色とか緑色のカラーフィルタ以外はUVフィルタばっかり。それでも一枚ずつ袋に入れられるようになったので昔より良くなった。昔は箱にごちゃまぜになってたから傷だらけで...
こではα100用のサードパーティ製レリーズスイッチを購入。これで夜間撮影とかも怖くない...いや先日PLの花火を撮りに行ったんだけど、三脚につけていたにもかかわらず微妙に揺れてたみたいで大失敗したもので。ワイヤレスだったらベストだったけどそれはなかった。
なんか疲れたので早々に退散し、自宅でご飯の後PocketPC用カメラのテスト。
サクッと挿してみると、ちゃんと「得体の知れないカード」と認識してくれた。壊れてはいない様子だ。VAIOのMotion-Eyeとはえらい違いだ。(こっちはリコールもんだっちゅうぐらいに壊れている個体が多い)
ネットでメーカーをググってドライバを探す。メーカー自体はつぶれたのかホームページはなくなっていた。日本に販売会社はあるようだがディスコン扱い?かこれだけラインナップにない。
仕方ないので検索範囲を世界へ、ようやくDriverGuide.comで発見。CABファイルでインストールしてやると特に問題なく完了...というのもアレな方法でWM6化してあったので、古いデバイスのドライバは対応しない可能性が高かったもので。で、インストールされたアプリを恐る恐る起動してみると...お~写ったよ!!やったね。
とうことで、これが謎のデバイス『Veo Photo Traveler for PocketPC』。CFカードタイプに270度回転できるカメラが飛び出している。270度というのは左右90度と、片側のみ前後180度ということ。右端90度から正面を回って左90度へ、さらに奥側後ろ正面に回すことができる。ただし真後ろではなくなぜか上に向くんだけど...このへん微妙なセンスだな。
愛機 DELL Axim X50v改 WM6 に挿したところ。130万画素だそうだが画面はちっちゃくて、VGAサイズだとカクカク。しかもピントが合わせづらい。かなりの慣れが必要...ってケータイと同じようなもんだな。あれも風景とスナップの切り替えしかないし。
そこにあったデジイチを撮ってみた。まあまあ照明次第ではけっこうキレイに撮れそうな予感。この間オクでゲットしたSDカードタイプのやつはまったく使い物にならなかったのであれよりはぜんぜんマシだ。
まだ売れ残ってたらまとめ買いして、ドライバをつけてオクに出したら高く売れるかも...買う人がいればの話だけれど。
あれからいろいなシーンで機会があるごとにドイツレンズを持ち出しては撮ってみた。家庭内LANのファイルサーバには「レンズテスト」と称するフォルダがぱんぱんになっていたりするが、いまだ会心の作というのはなかなか出てこない。
その理由のひとつに「ピントの甘さ」がある。
もともとドイツレンズは絞りをある程度まで絞ってやらないと、全開ではきりっとした写りにならない傾向があるのだが、自動絞りではないため絞ってしまうと暗くてファインダーが見えにくくなり、ピントを合わせづらい。そのためピントを合わせてから予定した絞り値までリングを回している。
ENNA の Lithagon とかプリセットタイプは慣れれば目を離さずに絞りリングを一発で合わせられるのだが、マニュアル絞りではクリック何個目だからf8、とか大変。
かと言っていったんファインダーから目を離してしまうと、ファインダーを覗きなおした時にピントがずれてしまっているのがわからないままシャッターを切ることになる。これは50mmぐらいならまだしも28mmとか広角だとほんとにどこにピントが来ているのか分からないのだ。
もうひとつの理由はこんなことをやっている間にシャッターチャンスを逃してしまう、ということ。これはピントの問題が解決できればなんとかなるはず。
もちろんAF自動絞りの最近のレンズ買えばいいじゃないの、というハナシなのだが、ツァイスレンズ搭載、といっても実態は国産でコシナ製だとか、あまりに夢がない。それよりか創業以来激動の歴史の中で脈々と受け継がれてきたツァイスの伝統が息づく(まあある時期のは息切れしてる感があるけど)旧東ドイツのカールツァイス・イエナのレンズの方が味があっていい(と私が思っているだけかも...)
そんな旧式マニュアルレンズファンの必需品が「マウントアダプタ」であり、今回ちょっと特殊な(=怪しげな)タイプをゲットしたので軽くレポートしたい。
オークションではいろいろなアダプタが売られており、キヤノン製ボディはほとんどどのメーカーのレンズもつけられるようだ。が、ミノルタ/ソニーαシリーズは実質M42マウントしか選択肢がない(ミノルタMDは補正レンズが必要)ため、数社から同じ製品が出ているだけ。わずかに中国製と思しきオリジナル設計のアダプタも存在するが、実際は既製品を追加工したもののようである。
今回ゲットしたのはその中でも怪しさ爆発の日本語説明がすべてを物語っていた。見るからに中国製、中国人による販売。偏見があるわけじゃない、中国人のビジネス仲間は何人もいる。でも一般的に知られているのはトラブルがあっても責任を取らないケースが多いという事実。製品の質も悪い。
今回も注意書きに「不良品の場合は送料負担すれば返品交換に応じる」と。えええー、という感じの殿様商売だなあ、やっぱりやめとこうかなあ...覚悟を決めて入札したところ、開始価格で落札できた。ほとんど買い手がいないことは以前から見ていたので分かってはいた。
届いた商品は、以前八仙堂で購入したものとは違い、カメラ本体にセットしてもがたつきははるかに少ない。仕上げもきれいだし、見た目は悪くない。
ここまでは良かった。だが今回のブツは「フォーカスエイドに対応している」ことが最大のポイントなのだ。だからこそ八仙堂の4倍近い値段でも買ったのだ...ところが。
見事に動作しない。やられた~
試しにミノルタα5700i、7700iと(いつの間にか増えたw)取り付けてみるが、同様。えらく高い買い物になったな、と思いつつ細部をルーペで良く見る。電気接点の基板の裏側に小さなチップが取り付けてあり、キラッと光るものが挟まっている。
「バリ?」
リング上にチップをつけるための溝が彫ってあるのだが、これがお粗末なやすりがけの切り欠きみたいなもので、スミにバリがぶら下がっていた。これがレンズをねじ込んだときにチップの足と接触してショートしていたようだ。
ピンセットで摘み取ると、ウソのように快調に動作するではないか。おおおー、便利。少々暗くても、絞りを絞っていても、「どこかに」ピントが合えば合焦マークが光って教えてくれる。説明には音がすると書いてあったので「ピー」とか「ピッ」とか言うのかと思ったが、それは無いようだけれど。ちなみに「どこかに」はたぶん真ん中へん、なのだが...
試しにフレクトゴン2.4/35mmをつけて机の上の小物を撮ってみた。絞り開放なのでかなり狭い範囲にしかピントが合わないはずだが、狙ったあたりにバッチリピントが合っていた。これ、使えますぜ!!
不良さえなければね(泣)
オークションの出品者は中国人女性のようだったが連絡が取れて、返品送料は負担してくれるという。直ったのでこのまま使う旨を伝えたが、おおむね対応は良かった。
もっとも本来は彼氏がやっていた仕事で、半年海外旅行に行っている間代理でやっているので細かいことは分からないのだとか。言い訳としてはともかく、本人だったらどうだったのか...
深いです。この世界。
取り付けるのは Panasonic のビデオ用ワイドコンバージョンレンズ VW-LW3。取り付ける相手は BenQ の液晶プロジェクタ SP830。
なぜこんなものが必要になったかというと、所属する教会で礼拝に使うプロジェクタを入れ替えたのだが、ついでにスクリーンを大きなものにしたところ投射距離が微妙に足りなかった。スクリーンのサイズに対して画像がすこし小さめになってしまうためプロジェクタの位置を後ろにずらせばよいのだが、ずらすとオペレータにとっては非常に邪魔になることが分かった。
このため何とかならないかという話があり、たまたま昔ホームビデオカメラに使っていたワイドコンバージョンレンズをつけてみたらいい具合になった。よし、これで行こうと思ったのだがプロジェクタのレンズにはフィルタ用の溝なんてないので、そのままではキャップしか取り付けることができない。
ではどうしよう?と考えること数分、アダプタを作ってみようと考えたわけだ。
材料はたまたま手元にあったジュラルミン丸棒。直径65mm、厚さ20mmのものが5個あるので、こいつを使うことにした。ところが旋盤を持っていないため、切削加工は全部卓上フライス盤でやるしかなかった。
途中は省略するが、思ったより固い材料のためかなりてこずったものの、何とか思ったような形にはなった。さすがに外周の表面はきれいにはならなかったし、例によって削りすぎをフォローしようと再仕上げ加工したためちょっと寸法があいまいになったり。
あとは現物の溝に合わせてみて、必要なら再加工して墨染め仕上げをしておしまい。残念ながら明日から実家へ帰るので完成は来週以降になってしまうのだが、捨てずに取っておいて良かったと思う。
--------- (8/10追記) -----------
今日、現物合わせを行ってみた。思いのほかピタッとはまったのでびっくりだった。
これで標準の距離よりだいぶ手前で100インチスクリーンいっぱいに投射できる。
...と思ったら角度がピッタリど真ん中でないと糸巻き上に画面上端が歪んで
しまうことが判明。やっぱりこれはスクリーンまで含めて何とかしないとダメなの
かもしれない。とりあえずテスト運用してみたが評判は上々だった。
これにこんな具合に取り付けられる。
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今朝早起きしたので散歩がてら近所の家庭菜園(というか農園?)をブラついて、野菜の花とか撮ってきた。野菜を盗ったらまずいけど写真を撮る分にはお咎めなしのはず。
ギラギラ夏の日差しが強いので、NDフィルター代わりにPLフィルターをつけたり取ったり、いろいろやってみたがやはりNDフィルターはあった方がよさげだ。
いまひとつマウントアダプターがガタついてピントが合わせづらいのだが、それでも十分持ち味を確認することができた。やっぱええわ、このレンズ。M42マウントレンズの中でも人気が高いだけある。
絞れば締りのある、それでいてボケが美しい絵になる。発色も文句なし。周辺光量落ちも見られないし、コーティングのはがれとか拭きキズの影響もなさそうだ。最近入手したドイツレンズの中では Pancolar を上回る名玉だと思う。
こうなってくるとマウントアダプターのガタつきが残念だ。ググってみるとレイクオール製が一番精度も高くてよさそうなのだが、今さら買い換えるのも高いし...ということで以前から検討していた「M42のαマウント化」に挑戦した。
基本的に本体の加工はなるべくしないで既存のネジなどを利用する。接着はメンテナンス性が悪くなるのでしない。という方針でずっと考えていたのだが、古いシグマのズームでゴムが腐っていたりAFが動作しないなどの理由で捨てるしかなかったものからマウント部の金具だけを外して使うことにした。
もちろんそのままではフランジバックの差があるので補正しないといけない。1mm未満の厚みになるようマウント金具を削る必要がある。これは卓上フライス盤を使って正確に平行平面になるように削った。最初は失敗して削りすぎたのでやり直すハメに。2本もつぶすのはもったいないけど、元々シグマは使わないしね...
元のネジ穴が4箇所あるのでそのまま皿ねじ用にテーパをつける。真鍮は突然ドリルの歯が食い込むのでなかなか滑らかにならない。テーパドリルは狭くて使えないので往生した。
以前削りすぎた失敗品でレンズ側にある既存のネジを使えないか穴あけしてみたが、バヨネットの爪ギリギリだったりしてテーパをつけられなかったので断念。今回は仕方なくレンズ側のマウント面に新たにタップ穴を開けることにした。
タップはM2。場所によって内部のパーツに干渉するため、4mmくらいのネジが必要なところもあった。
ついでにこの間作っておいた赤丸を貼って完成。レンズ外径がちょうどマウント金具と同じぐらいなので最初からαマウントだったかのよう。
ソニーα100に取り付けるとこんな具合。これで交換も楽になるし、マウントのがたつきもないのでピントリングが固めでも平気。Pancolar もそうだったがこの時期のツァイスレンズはヘリコイドが固めになっているものが多いのだ。
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機会があるたびに Pancolar の他に ENNA も Lithagon 28mm、Ennalyt 28mm ともに持ち出して撮ってみるようにしていた。画角が違うので単純に比較ができないのだが、どうもいまいちスッキリしない。
何が?といって画面の暗さ。なんかこう暗いのだ。何よりシャッターを切るとき絞るのだが、そのせいももちろんある。が、なんかこう、なのだ。
それがこのあたりのドイツレンズの味わいだ、とか言う人もあるけど、そういうもんかねぇ...と悶々としていたら、またしても Carl Zeiss Jena の Flektgon がオクに出ていたのを発見。
ふつうフレクトゴンというと28mm広角とかよく見かけるのだが、2万から3万で取引されている。ちょっと高い...35mmだともう少し安いのだが、これは絞りが開放固定ということで安めで出ていた。Carl Zeiss Jena DDR / Flektgon 35mm/f2.4、赤MCであった。
え?開放固定?まさか絞り羽根がないとか?出品者はバラシていないので理由は分からないと言う。ちょっと不安はあったが、開放で撮った作例がきれいだったのでまあいいかと入札。なんとか1万未満でゲット。よっしゃー!!
さて現物は...予想以上に荒れ果てていた。ホコリ、汚れ、キズ、なによりヘリコイドを回すと『ジャリジャリ...』って、え゛ー!?
さっそく解体用具を揃えバラシにかかる。マウント側は大きいネジ3本で絞りリングが外れる。小さいネジまで取るとバラバラになって、クリック用のベアリング球が落っこちるので注意。(というか落っことした)
レンズユニットはネジ3本で外れる。目標の絞り機構はこのユニットの中だ。試行錯誤を繰り返し、レンズを外していけば絞り羽根機構部分は取りだせることが分かった。(というかこの時点でどう戻すのか分からなくなっていたのだが)
羽根は全部あった。どうやら中途半端にばらしたせいでうまくリンケージがかみ合わなくなっていた様子。加えて大量の砂粒があっちにもこっちにも入り込んでおり、挟まって動かなくなっていたのだ。
リンケージの仕組みを理解しながら組み上げると、ちゃんと絞りリングに同調して開くようになった。1つだけ機構設計に不可解なところがあり、それでもユニットを組み上げると不思議とどうにかなってくれていたので良しとした。うーん、深い。
ヘリコイドはやはり砂が入り込んでいたのと、アルミ同士が擦れた粉が混ざっているせいだったのでバラして洗浄、グリス塗り直し。このときまたしても印をつけておいたのが消えてしまった。2時間ぐらい何度もヘリコイドをねじ込んでは外し、とやっていたがなんとか元に戻った。
レンズ内に入り込んでいた砂ぼこりは何とか取り去ることができた。その際どうも前玉を傷つけてしまったようで、コーティングにスジが入ってしまった。元々前玉には汚れとかキズとかあったので、まあ諦めるとする。
最後に、フィルター枠のところが落っことしたか歪んでいたのできれいに真円にし、黒染めスプレーで化粧直しをして完成。
結局作業は夜中になってしまったので、野外で撮影するのはまたの機会にするとして、うわさに高い接写性能を見ることにした。最短距離は18cmとなっているが、デジイチの場合はもう少し寄れるようだ。
WENGERの腕時計を撮ってみた。スイスで買ったものだが日本でも売っているみたいだ。(ガックリ)開放だとピントが合っている部分以外はボケボケ。
今度はF8に絞って+1.0補正で。文字盤あたりはくっきりしている。いい感じ。
おお~いいぞ。蘇生成功といったところか。しばらくは気に入って使うだろうな...35mmというのがちょっと微妙だけど。
今回ゲットしたのは、以前ゲットしたのと同じ ENNA München の28mm/F3.5。"Ennalyt" という名前がついているが焦点距離とF値は Lithagon と同じである。違うのは最短焦点距離で、Lithagon が35cmに対して Ennalyt は20cm、つまりマクロ的に使えるということ。つか「MACRO」って書いてあるし。
Lithagon はちょっと使いづらかったのでどうしようかと思っている。またそれがあったので、しかも同じ28mm/F3.5ということで Ennalyt は止めておこうかとも思ったのだが、安かったので落としてしまった。
なぜ安いのか? ENNAに関してもあまり情報が少ないので分からなかったのだが、現物が届いて愕然とした。ボディ全体がプラスチック製だった。
写真を見る限りはっきりとは分からないのだが、そう言われればそんな風に見えただろう。とにかくマウント面に一部金属が使われているものの、見事にプラスチック。玩具カメラ用みたいに軽くチープだ。ケースもプラスチック。オリジナルの箱がついているのはデッドストックか?全体的にとてもきれいだ。
よく見ると作りは決して悪くない...もとい。悪い。
第一にヘリコイドがスムーズに回らない。Lithagon もちょっと固めだったが、これも固い。さっそくグリスを柔らかめのものに代えてみたがますますスムーズではなくなった。ちょっと重くなるところがある。
ファインダーを覗いていてその原因が分かった。ヘリコイドがゆがんでいるらしく、ピントを合わせようとリングを回すと視野が移動する。あちゃー...しかもなんとなくぼやーんとした感じが...ああ、中玉にカビがあると書いてたな。
ということで結局分解。Carl Zeiss Jena の Tessar 50mm/F2.8 もそうだったが、前玉周りのカバーは手で回すと外れる。前玉はカニ目リングで外れる。手で回せるほど緩んでいた。後は順にリングを外しレンズを外し、後玉もリングとレンズを順に外せばバラバラに。
各レンズを丁寧にクリーニングし、ブロワで吹きながら組み付け。ライトを当てるとちょっとホコリが見えるもののカビによる曇りはなくなった。
改めてα100ボディに取りつけ、覗き込んでみる。おおー、きれいになったじゃないか。さて Lithagon と比較して...あれ?えらく被写体が近いような...って10cmぐらいしかないんですけど。
マウントが合ってないのか?逆に無限遠が出ていないのではないかという気がしてきたが、とりあえず虫や花を撮るにはちょうどいい気もする。Lithagon よりはピントの山もつかみ易いし、結構いいかも。
ミュンヘンのENNA Werk社はかつてドイツのレンズメーカーとしては中堅どころで、スイスのアルパなどにレンズを供給していたらしい。独特の雰囲気があって割とファンが多いとも聞くけれど、ググってみてもあまり情報が少ない。
今回箱に書いてあった住所でとりあえずこの辺にあったらしいことは分かった。逆にその住所でググると、かつてはフィルムメーカーがあり、今では写真関係のスタジオか何かになっているようだ。
うーん。なんかいまいち、というのが正直な感想だった。どんなシーンでもズーッと寄ったりムムムムと引いたりできるのは便利なんだけれど、肝心の写りがイマイチ。
一眼レフなのにコンデジみたいなありきたりの写真しか撮れない。まあ、使い慣れないんだからほとんどオートに頼っているような状況で云々言ってもしょうがないけれど、でもなんか納得いかないものがある。
そんな時、マウントアダプタを使って社外品のレンズを使う方法を知った。市立図書館で見つけた本がけっこうマニアックで、いろいろなアダプタの使用例が載っている。
キャノンEOSはいちばんアダプタが豊富らしい。チッ、しまったか。逆にソニー/コニカミノルタのαマウント、いわゆるMAマウントは実質M42しか選択肢がない。
ところがこのM42、かつての世界標準規格のようなもので、東西ドイツをはじめイギリスやフランス、アメリカそしてロシアと世界中でこの規格に合うレンズが生産されていた。
中には名玉と言われるものもあり、オクを見ていると結構な額で取引されている。私はそこまでマニアックではないので、とりあえず沼の浅瀬に足先を入れてみるだけのつもりであるレンズに狙いをつけた。
旧東ドイツの Carl Zeiss Jena が製造した『Pancolar』50mm / F1.8。パンカラーとかパンコラールとか読み方は定まってないが私は後者かなあ、と思う。ドイツ本社の社長が来たら聞いてみようと思っていたが、決算で忙しかったので聞きそびれてしまった。残念。
これは明るいしなかなか写りがいい。名古屋・八仙堂のアダプタで取り付けてみたのだがソニーαだとちょっとガタつきが出るのが不満だけれど。実はPraktikaというカメラ用で、マウント面には絞り値を伝えるための電気接点がある。
調子に乗ってもう1つゲットしたのは同じく Carl Zeiss Jena の 『Tessar』 50mm / F2.5。こちらはPancolarと比べると構造がシンプルな分、ちょっとクセがあるかな、という感じ。でも悪くない。
これは予定外だったが、出張先の名古屋で見つけた格安レンズ。Pentaxの 『SMC Takumar』 50mm / F1.4。これはF1.4という明るさに惹かれて買ったのだが、レンズが黄変しているので安かった様子。レンズとしてのつくりは悪くないのでファンも多い。比較対象として、あるいは夜間の撮影とかモノクロ用として使おうと思う。
50mmばっかりで広角が欲しくなったのでFlektgonを探していたがなかなかいいのが出ていなかった。仕方なく、というかこれも比較対象で使ってみようと買ったのが西ドイツの ENNA 社製 『Lithagon』(リサゴン)28mm/F3.5。
これは実はまだ天候に恵まれず野外での撮影が少ないので何とも言いがたいのだが、正直のところ失敗だったかと思う。絞り羽根の枚数が多く、円形絞りっぽいのだが絞り自体が狭く小さい。しかもプリセットというのがメンドクサイ...マニュアル操作では便利なように、という発想のはずだが?とにかく像が暗くてファインダー内で合焦確認しづらいのだ。
やっぱりFlektgonにするんだったか? まだまだ沼(まだ浅瀬だけど)は深そうだ。