ギター: 2007年6月アーカイブ

ギタースタンドにまつわるトラブルと発見 

日曜日に行ったライブでは、ギタリスト2人が2人ともギターをひっくり返していた。

ひとりはたまたまトイレへの動線上にギターを立てて休憩に入ったもので、トイレに行こうとした客が引っ掛けてぶっ倒した。ボディに傷が入ったようだった。

ふたり目はライブが終わってひと安心したのだろうか、コードを引っ掛けてエフェクターボードの上にぶっ倒してしまった。弦が切れるほどだったのであるいは指板が逝ったかも知れない。

そして月曜のコンサートでは、伝説的なフォークシンガー、小坂 忠さんが見慣れないスタンドにギターを立てていた。ULTIMATE?あれ、キーボードスタンドのメーカーの?知らんかったなあ。 ...

 

ということで家に帰ってすぐググってみた。それはGS-100というモデルのようだった。ほかにもいろいろなタイプがあるみたいだが、床置き型は今使っているものと同じで、オベーションとかアダマスみたいなラウンドバックボディには向かない。吊り下げ型で安定性のあるものがいいと思う。

行きつけの楽器店では見たことなかったのだが、ちゃんと通販店でも扱っているし、思ったより安い。調べているうちにハーキュレス(HERCULES)というメーカーのもなかなかよさげだったので、アルティメイトGS-100とハーキュレスGS414Bに絞り込んだ。

いろいろ値段とか条件を比較してみると、どちらもオクにも出ていたが通販で普通に売っているのと変わらないので通販にした。大分の大石楽器店といってけっこういろいろな品物を扱っている。しかも値段は他店より安いし、何より送料が安い。大阪の店で1,050円別にかかるのに大分からだと送料込みってどうよ?

試しに両方を注文してみたら、ハーキュレスの方は画面上には在庫切れになっていたにもかかわらず1本だけあったのですぐに送るとのこと。注文入れたその日のうちに発送してくれたので翌日には届いた。やるなあ!

 

アルティメイトVSハーキュレス 

さて、両者を比較してみた。箱は見ての通りかなり大きさが違う。これはアルティメイトが完全に折りたためるのに対して、ハーキュレスはホルダー部分が曲がっていてかさばるためだ。またこちらの方が全体的に骨太なせいもある。その分しっかりした印象だ。アルティメイトは携帯用、ハーキュレスは置きっぱなし用にしよう。

 

gt_stands01.jpg

 

gt_stands02.jpg

 

 

問題のラウンドバックボディ、アダマスIIをセットしてみた。 アルティメイトはU字ではなくVに近い長めのフォークでヘッドを優しくくわえ込む、といった具合でホールドする。足はスポンジでガードしてあるため、広がった2本の前足の間にボディの裏がぴたっとはまる。こういうのが欲しかったのだ!

 
ultimate01.jpg

 

足は赤いダイヤルを回すとロックされる仕組みだ。知らない人が無理やり足をたたもうとして壊す、というパターンか?ありそうだなあ...

ultimate02.jpg

   

足の広がり具合の割にはけっこう安定感があるのでまず倒れないだろう。ただスタンド自体がかなり軽いので、ギターの重みで支えないとスタンドだけでは倒れるかも知れない。

 

 

続いてハーキュレス。こちらもホルダー部分は共通で何タイプかあるのだが、前足の間にボディの裏がはまり込むのは同じ具合だ。決定的に違うのはホルダー部分。「Auto Grab System」という特許機構により、ギターの重みでロック用のつめが開いたり閉じたりするのだ!これ気に入った!!

hercules01.jpg

 

 

一般的な吊り下げ型スタンドではどうしてもロックなしではホルダーから落ちるような気がするのだが、あのゴムバンドをいちいちつけ外しする気にはなれなかった。それでフロア型というか背の低いタイプを最初に買ったのだが、やっぱり何か固定する機構がないとダメなのだ。シールドをつないだまま置けなかったりするし。

hercules_ags.jpg

 

しばらく悦に入ってカチャカチャやっていたがそのうち壊れるんだろうな、やっぱり。

なぜかギターネタが続く。

 

例によって近所のコンビニへ行ってきた。お気に入りの「カルビー 堅あげポテト ブラックペッパー」を買うためである。

 たまに食玩を見つけても、見るだけで買うことはしない。しない...はずだった。以前サンダーバードがリバイバルヒットしたときに、モグラタンクばっかり6つもひいて懲りた(笑)

 

ところが今日見つけたのはエフトイズ・コンフェクト(って知らんがな、大阪の会社だって?)の「フェンダー・ギター・コレクション」全3モデル8バージョンだ。高校時代ギター好きでストラト命!だった私にとっては見逃すことは許されなかった。

でもね...中身も見ないで箱買いするほどでもないのでとりあえず一個購入。

 

あたりだ!見事ストラトをゲット。

guitar0607_01.jpg
※組み立てるのはスタンドとノブなど。スタンドの作りがまた秀逸。おまけの(逆?)ガムが1個。

guitar0607_02.jpg

※そのまま楽器店のショーウィンドウにありそうな感じ。

 

 1/8サイズということでナリは小さいのだが、けっこうこまごましたところまでちゃんと作ってある。塗装も丁寧だし、なんといっても全体と細部のバランスがいい。

そして驚いたことに、ちゃんと弦が張ってある!(って箱に書いてるし)

もちろん同じ太さのテグスではあるが、ネックに線が描いてあるだけのものとは違うのだ。立体感がある。

guitar0607_03.jpg

※トレモロアームの長さは20mmほど。全長でも120mm。

 

翌日速攻で残りを買いに走った。「残り」といっても残りの2モデルだから2個だけなんだが。

 

またまたあたりだ!全3モデルゲット。今回はおしまい。ぷしゅう~(熱の冷める音)

guitar0607_07.jpg

※右からストラトキャスター57年、テレキャスター52年、ジャズベース75年。

...ということで3モデル並べて記念撮影。バックをちゃんとすると本物みたいだ。すげー。食玩恐るべし。フェンダー社の歴史も書いてあって勉強にもなるし、これはお買い得だ!

 

ところで、本題は実はこっちだ。 

高校時代、バンドがはやっていた。中学ではフォークギターでかぐや姫とか四畳半フォーク中心だったのと対照的に、ツェッペリンとかディープパープルとか、キッスとか(あれ?)

友人たちは「本物の」レスポールとか持ってて(ほとんど医者の息子)、なかなか仲間には入れなかった。自分のは自作ギター、つまり「木から削って作った」ギター(のような形をした物体)だったのだ。

 

父は電力会社に勤務していて、電線を巻いてあった木のリール?をバラした木材をもらってきたことがあった。それを削って、ボンドで貼り合わせ、ジャンクパーツを寄せ集めてとりあえずギターにした。

いちおうブライアン・メイの伝説(暖炉の木でギターを作った)は知っていたので、フレットまで針金を接着して作っていた。が、所詮はベニヤかなんかのスカスカな木だったので彼らにかなうことはなかったのだった。テンションロッドも入ってないし。

 

そんな私が、お年玉かき集めて買ったのがトーカイのストラトモデルだった。57年あたりのモデルをベースにしたものだったと思う。ちょうどこのストラトのモデルと同じなんだ。

プラモ作りとペイント技術は結構な腕だったので、雑誌のロゴを見ながら手で描き込んだ。そのギターは今も自室にある...ジミヘンは知らないんだがクラプトンとかチャーとかに憧れてた青年時代の思い出だ。

 

ああ、あの日に帰りたい。(またかいな)

 

ちょっと久しぶりのギターネタだ。

 

エリクサー弦のその後

この間アダマスIIの弦をエリクサーに張り替えたことを書いた。実はあれはちょっと固めの弦で、テンションが強すぎたのか弾きにくくってしょうがなかった。 仕方なく大阪市内の楽器店へ。

ところが、というかやっぱり、というかあんまり置いてないんだ、12弦用のセットって。 一本ずつチョイスすることも考えてあっちこっちのメーカー品の太さを調べたりもしていたんだが...バラ弦だとヤマハかアーニーボールぐらいか。あれ?アーニーボールの12弦用セットがあるやん。

ということで ErnieBall Slinky Accoustic CUSTOM GAUGE を1セット購入。税込800円。安っ!

 

せっかくのエリクサー弦、もったいないので慎重に伸ばしてはずす。そしてアーニーボール弦に張り替えた。なんか気のせいかシャリシャリした感じがいかにも12弦らしい。エリクサー弦だともうちょっとこもったような、というか艶があるというか。

12秒考えた後、はずしたエリクサー弦で6弦のオベーション・セレブリティを張り替えることにした。こっちは逆に6弦用としては細くなるので、響きが弱くなるもののがぜん弾きやすくなった。なんせたまにしか弾かないから指先の皮がすっかり柔らかくなってしまっているもんで。

 

ついでにロッド調整を、しかし

弦を変えたついでにアダマスIIを点検。弦のせいかネックが逆ぞり気味だったのでロッドを調整。あれ?こいつのロッド調整ってどーだっけ?と付属のオーナーズマニュアルを見る。

げー、全部インチ表示だ...あ、ロッドは本体裏のハッチを開けてやんのね。「カーマンバー」って言うんだ。ふーん。

guitar0606_04.jpg
※「アクセスドア」を開けたところ。

ところでレンチは?型番だけ?注文しろってか...ヤフオクにあるけど終わってるし。しょうがない、見当つけて適当に買ってくるか。

 

本体付属のオーナーズマニュアルには「3/16"のスチールテンションロッド」と書いてあったので、たぶんこれくらいだろうと3/16インチの六角レンチを近所のホームセンターで1本購入。帰って当ててみるとピッタシ!

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※ドイツのマール社製ノギスでは細目と出た。3/16インチ=0.1875インチ=4.7625mmだ!

guitar0606_07.jpg

※アダマスII内部。こんなになってたりする。

ところがカーマンバーは硬くてびくともしない。オンラインマニュアルにも「カーマンバー調整は超センシティブ」と書いてあったので、無理をするのはやめた...ちゃんとした楽器店でメンテしてもらおうっと。買ったところが一番ってか。

 

かくしてオベーションもアダマスも弦が新しくなってキャラが変わった(変わってしまった...) 実はオベーションのウクレレもあるんだが、こいつは以前ハイテンション弦を張ったら音痴になってしまった。ナットを削って弦高を下げることで解消したのだが、たかが弦、されど弦。難しい...

 

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