ハードウェア: 2007年5月アーカイブ

困った。

 

のっけからなんだが、SONYのクリエをずーっと使っている。いや、最初はPalm Vxだったのだが、カラー液晶デバイスが出てきたあたりからクリエに乗り換えてしまった。

 

一台目のPalm Vxは初めて使うPalmデバイスということで、Graffitiが最大の難関だったが、認識率もよく覚えやすかったので比較的スムーズに自分のものにできた。ただしシリアルしかない時代、本体メモリ8MBとはいえホットシンクには時間がかかった。

二台目がT-600Cの赤。この時期の製品はまだまだ出がけで、無難にソニーらしく作ってあるんだがどこか安っぽさがあった。カセットのウォークマンがアルミ製のコンパクトな筺体に変わったあたりの感じがするんだよね。

三台目はTJ-25のこれまた赤。軽くて小さくて、カラー液晶がされいなのに安かったので乗り換えたのだが、いかんせん処理能力がイマイチだった。pook plusというブックリーダを使って複数のテキストファイルを全文検索する、なんてできるのだが遅いのなんのって。

実は聖書を口語訳、新改訳、新共同訳と入れてあったのだが、ページを開く代わりに章節番号で検索するとか、あの文句はどこだっけ、とか。これが遅いと説教が終わってしまう(笑)

 

このTJ25、それ以外は全然問題なかったのだが、買って一週間ぐらいで落っことして液晶画面の保護ガラスが割れてしまった。しょうがないので有償覚悟で修理に出した。

そしたらソニーは無償で交換するから、故障サンプルとして欲しいと言ってきた。やるじゃん!ちゃんとエンドユーザーのことを考えているんだ(と思いたい)。

palmdevices.jpg

※手前左からPalmVx、T-600C、TJ25、奥がTH55

結局しばらくしてTH55が発売され、検索速度に我慢ならなくなっていた私はまたまた乗り換えてしまった。PalmOS機5台目にしてようやく満足のいくツールを手に入れた。

ところが今回、メインマシンもサブマシンもVistaに切り替わった。すでにソニーはクリエシリーズの開発を打ち切り、サポートOSもWindowsXPまででおしまいになっている。

データのバックアップはメモリースティックでもできるんだけど、一部の有料ソフトはシンクさせなければ有効にならないのだ。終わったぜ...と思った。

 

とりあえずググってみた。そしたら「Vistaでだめだった」というブログ記事にブチあたった。なるほど、こうやってみたけどダメだったわけね、と思って見てたら、なんとコメント欄に解決法が!

ブログ恐るべし!...ってなんで日本語のブログを見てニュージーランドから英語でアドバイス送ってくるんだ?ヤラセ?

CLIE PalmDesktop Works on Vista!!!

まあ、めでたくVistaでもUSB経由でホットシンクできたのでよしとする。twintailさん、Wonさん、ありがとう。他にも無線LANでホットシンクする方法も書かれているので、ノートPCはこっちでやろうと思う。

 

これでもう少しTH55が使える。 そろそろあっちこっち擦り切れているのでオクで予備機を探したほうがよさそうなのだが、なかなか相場が下がらない。つまり需要も人気もあるってことだ。

こんなすばらしいデバイス、開発を止めないでずっと作って欲しかった。

 

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