2007年10月アーカイブ

本日は野外礼拝。元々は壮年部のバーベキュー大会の企画だったのが、この際野外礼拝にしましょうということでそうなったもの。

場所は堺市築港八幡にある『海の見える公園』。ここは穴場中の穴場、広い芝生があり、ドッグランがあり、バーベキュー広場があり、駐車場があり、それでいて全部タダで利用できる。

この一帯は元々は新日鉄の工場があった跡地なんだが、堺市が再開発してケーズデンキ(家電量販店)だのホームズ(ホームセンター)だのMOVIX(シネコン)だのができて賑わっている地域。この公園はそのさらに先にある。

だいたいいつも周りじゅうが愛犬家の集まりで、やたら高そうな珍しい犬を何匹も連れてきては仲間内でバーベキューをやっている。そんな中でさすがに礼拝はできないので、礼拝は別の場所をキープしておき、終わったら移動する。それがまたうってつけの場所があるので重宝している。

 

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※ちょっと見た感じはイベントかなんかの手話通訳付き野外コンサート

 

いつもは礼拝のほとんどのメンバーが集まるのでもっと賑やかなのだが、今年は趣向を変えて教会でも並行して礼拝を持つことになった。これは高齢者などでバーベキューは口に合わんので行かない、とか野外は寒くて体に悪い、とか(前回すごく寒かった)の要望があったので分けることにしたのだ。

 

運搬する人手が足りなくなるので機材も最低限にしたら、セッティングはすぐできたのだがなんかさびしい感じもしないでもなくなった。前回春の時はキーボード持っていってワイヤレスシステム使って、とやったら発電機の容量不足でアンプが一台死にかけた。その反省もあるのだが、まあ見てのとおりである。

白いギターは実はオベーションなのだが、'82年製の古いバラディーアをパールホワイトにリペイントしたもの。アルミネックでサスティンは伸びるし、やたら低音の出るピックアップなのでけっこう迫力ある音で鳴る。前はヤマハの12弦を持っていったのだがちょっと繊細なサウンドは野外には向かない。

 

さて今回の選曲は次の通りだった。全曲ギターのみで伴奏しつつ歌った。

聖歌591番 恐れなく近寄れ Ab
ミクタム赤本60番 イエスは勝利をとられた G
ミクタム赤本26番 ハレルヤ神の聖所で G
ミクタム赤本164番 主の御言葉待ち望む G

献金 こころにメロディーを 主よ愛します Bb

 

天気は前日まで台風通過のため大雨だったのだが、この日は朝から快晴。海寄りの埋立地ということもあってか朝のうちに地面もすっかり乾いてしまい、風もなく絶好のコンディションだった。

肝心の?バーベキューはというと...思いきり賛美した後なのでもちろんとってもおいしかった!

本日の礼拝賛美は次の通り。

 

聖歌474番 世の波風いかにあれて Bb

聖歌480番 輝く日を仰ぐとき Bb
聖歌701番 いかにけがれたる Bb

新曲 心しずまりて D

メッセージ 玉川師 

主の祈りの歌 

献金 聖歌232番 つみとがをゆるされ D

頌栄 聖歌383番 ちち・みこ・みたまの

 

今回のテーマは「温故知新」とでも言おうか。20年ほど前はじめて教会に来た時代からすでに歌われていた曲ばかりで、いつもの全曲ワーシップソングというスタイルとは違ったものにしてみた。

来月、アッセンブリー関西教区の聖会があるため、ちょっと意識はした。ワーシップソングばっかりでお年寄りが寂しそうにしているのを感じたのもある。いずれにしても高齢者がうれしそうに賛美しているのを見てほっとした。

ただひとつ残念なのは、手拍子を打つ人が出てきたのに賛同する人が少なく、途中で消えてしまったこと。どうもうちの教会の中高年がいまひとつ伸び悩んでいるのは、こういった遠慮が原因なのではあるまいか...?

 

新曲として入れたのは、先日ある先生から教えてもらったもの。元は中国で歌われている『轻轻听』という曲なのだが、韓国語や日本語の歌詞がつけられている。この曲については「百度」(http://www.baidu.com/)で検索するとかなりたくさんヒットするので、mp3やらビデオクリップまで見つかる。

ビデオ検索
http://video.baidu.com/v?ct=301989888&rn=20&pn=0&db=0&s=3&word=%C7%E1%C7%E1%CC%FD

MP3検索
http://mp3.baidu.com/m?f=ms&rn=&tn=baidump3&ct=134217728&word=%C7%E1%C7%E1%CC%FD&lm=0

 

このダンスなんか素朴でいいなあ...ちょっとピアノのミスタッチ?が気になるけど。
http://www.56.com/u96/v_MTcxNzQ5NTc.html

これが一番見ててもきれいかな。
http://www.56.com/u72/v_MTg4NTMzNTc.html

 

日本語歌詞はこんな具合。

『心しずまりて』

心しずまりて主のみ声を聞く
耳を澄まし主は私の声を聞く
わが牧者 わが命 永遠に従いゆく
主のひつじ われは今 主のみ声を聞く

 

参考までに元の歌詞...文字化けするかも。なんとなく意味はわかるけど読めないし(笑)

『轻轻听

轻轻听 我要轻轻听
我要侧耳听我主声音
轻轻听 他在轻轻听
我的牧人认得我声音
你是大牧者 生命的主宰
我一生只听随主声音
你是大牧者 生命的主宰
我的牧人认得我声音

 

昨日は教会でチャペルコンサートが開かれた。

 

この日は午前、午後と礼拝があり、そのあとにコンサートでスケジュールが組まれていた。ゲストはベドゥ路得子(るつこ)さん・マークさんご夫妻。正直言ってお名前は福沢路得子さんの時代から存じ上げていたのだが、実は今まで演奏を聴く機会がなかった。

前夜のうちに教会へ来られ、それからリハーサル。私はPA担当ということでリハーサルには初めから終わりまでお付き合いさせていただいたのだが、そこで初めて歌声を聴かせていただいた。すばらしい!の一語につきる。とても美しい。

よく声楽家の方でこれ見よがしに(言い方悪いな)ソプラノを響かせる方がいらっしゃるけど、私は好きではない。路得子さんのはもちろん響くのだけれども、抑え目に歌う sotto voce の声に奥行きがある。聴く者を圧倒させるわけではなく、ぐいぐいと引き込んでいく。そんな感じ。 

ご主人のマークさんは宣教師ということである意味警戒(笑)していたのだが、なんと気さくな方!とてもお二人が気に入ってしまった。特にマークさんとは機材についてあーだこーだ言っている間にとっても仲良しに。彼は「コンサートでせっかく仲良くなってもすぐにお別れ、とても残念」と言ってたのが印象的だった。

 

実は土曜の昼間にお子さんの運動会があったそうで、終わってすぐ車を飛ばして埼玉から堺まで来られたとか。お疲れのはずだがそんな顔を一切見せずにサウンド作りに集中されていた。うーん、久しぶりにいい仕事ができるかなあ。

毎年コンサートにゲストの方が来られるたびに、いろいろな意味で刺激され、感心し、音楽を続けていく勇気が与えられる。このお二人からも、とても素晴らしい伝道に対する熱意が感じられる。

結局、うちの教会のPAシステムでは思ったように操作できないので、いつも使っているパワードアンプのセットを持ち込んで使うことになった。これを持って全国津々浦々の教会や集会所、ホールなどを回っておられるとのこと。

コンサートの後、たまたま向日かおりさん(デビュー当初にコンサートへ来ていただいたことがある)が来ておられたので、マークさんと私と三人で話しこむ時間があったのだが、マークさんは「呼ばれればどんなところへでも行って歌います」と胸をはって言っていた。あるときは小さな地方の教会で、ステレオセットで鳴らすカラオケをバックにマイクなしで(!)歌ったこともあるとか。向日さんは「私にはとてもできないなあ~」と...脱帽。

 

 

コンサート当日は、はじめて教会へ来られた方が多数、別の教会から来られた方も含めると会堂がいっぱいになった。曲はオリジナル曲から翻訳曲、童謡までバラエティに富み、年配の方も若い方も飽きさせないものだった。曲の間にはMCで路得子さんご自身の証しも織り交ぜ、ただ曲を聴くより何倍も説得力あるコンサートとなった。

ビジュアル面でも路得子さんはとてもおきれいだし、マークさんも昔はイケメンだった風だし(笑・ご自分でもそんなことを言っていた)。何より曲と平行してレーナ・マリアさんやマザー・テレサ、映画『ジーザス』のビデオを流すなどの演出が効果的だった。ただそれらが計算されたものではなく、何とかしてイエス様の愛を伝えたい、みんなが愛されていることを伝えたい、という思いがヒシヒシと伝わってきて嫌味、わざとらしさがない。

 

 

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※コンサート中、お二人で歌う場面も。マークさんもソフトでなかなかいい声。 

 

とてもいいコンサートでした。ゲストとしてお呼びするなら、このお二人は絶対お勧め!どこでも行くそうですし。また、3枚めのCDができてもうすぐ発売されるそうなので、ぜひ買っていただきたい。

 

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※コンサート終了後、教会スタッフと共に。向日かおりさんも一緒。

 

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