『Promises』について

これはNewLife Churchのユースバンド、"Desperation Band"の曲らしいです。

実際には同チャーチのワーシップリーダー、Jared Andersonが書いたもので、彼自身はバンドから離れてソロ活動もやっています。彼については知り合いのTOMさんのブログに詳しく書いてますね。また彼のCDはamazon.comでも売ってます。

日本では楽譜は入手できるんだろうか?たぶん日本語版を収録した曲集なんてまだ出てないと思うんですが、英語ならCDと楽譜が一緒になった「ワーシップツールズ」なるものがあるので、あるいは持っている方がいらっしゃるかも知れません。amazon.comでは在庫切れだそうです。


知り合いに聞いたら、たぶん東京アーバンチャーチが日本語訳を作ったのではないかという話。Youtubeでも見ることができますしね。彼らもキャンプなんかで歌っているのを聞いて、自分で楽譜を書いたらしいです。細かいところは間違って覚えてしまったまま歌っているとかでビデオとはちょっと違っているので、やはり正確な楽譜が欲しいところ...

またビデオはオリジナルのキーと同じDで歌っているけど、これは男性のワーシップリーダーに合わせた音域で書いたためでしょうね。このままだと女性は歌いづらく、実際アーバンチャーチはDなんですが、後半に入ると女性ワーシップリーダーの声が聞こえなくなっています。それを知り合いの方たちがAに移調したのは賢明だと思います。


そうこうして調べているうちに、以前楽譜を買ったことのあるオンラインショップで、『Promises』をピアノ伴奏つきの楽譜でダウンロード販売しているのを見つけました。$5.25だから550円くらいかな。アルバム一冊分の曲集をキリスト教書店で買うと3,000円以上はするので、1曲しか要らない場合はむしろ安いかも。

オリジナル曲はCDを聞いたわけではなく、やはりこれもYoutubeでコンサートの様子をビデオとして見ました。Youtubeがいいか悪いかは諸説あるのでここでは触れませんけど、少なからず伝道や宣教に役立っていると思いますね。


こうなるともう自分で楽譜を作ったほうがいいので、オリジナルを横目にアーバンチャーチのビデオを聞きながらFinale(といっても2005)で作成。繰り返しがややこしいのでリピート記号とかセーニョ、コーダ記号であっちいったりこっち来たりですが、まあ誰が見ても分かりやすいかと。

知り合いが言っていた「違うところ」というのは、歌いだし始めの「この人生すべてで」というフレーズで、アーバンチャーチのビデオはこのじんせいーすべてで」と歌っているのに対し、知り合いたちは「このじんせいすべてでー」というあたり。私も後者の方がいいと思いますね。

オリジナルは"to Your ways"というのが「すべてで」にあたるところにあるんですが、toだからアクセントがなく弱いんですね、英語の場合。これが「すべて」は「す」が強いですから、同じところにきちゃまずいわけです。日本語的には。


翻訳ものの楽曲の場合、オリジナルのメロディーを尊重するあまり、日本語の歌詞のアクセントや抑揚がおかしくなってしまうケースが多く見られます。英語の楽譜にそのまま日本語の歌詞を書き込むとこうなってしまうかなあと思うんですが、日本語「訳」ではなく、「日本語で作詞」したと思って音符を多少足したり引いたりずらしたりすれば自然になります。

英語と日本語では字数が合わないので、書いてあることの6割も取り込めれば上出来だろうと思うんですが、書いてないことをでっち上げるのはどうかと。小節単位で訳す必要はなく、フレーズ全体とか曲全体で意図が伝わればよしと思うんですね。

実際のところ出版社の許可を取る際にメロディは変えちゃイカンとか制約が出てくることもあるでしょうけど、「うた」ですからねえ...窮屈なことはしたくないなあ。


とりあえず、アーバンチャーチのそのままなんですが、どうでしょう?なかなかいい曲だと思いますので、あなたの教会でもぜひ。


--- 6/6追記 ---
アーバンチャーチの酒井先生に確認取れました。先生が訳されたそうですが、他にもいくつか訳して歌っているのを聞いたことがあるそうです。

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このページは、jackが2008年6月 2日 19:49に書いたブログ記事です。

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