期待と失望

 

あるサイトを見に行った。最近の賛美シーン(ってあるのか?)で話題になっているグループのもの。

 

以前リバ新などで取り上げられるようになった時にはなぜか興味がなかった。最近になっていろいろな人がこれはいいと言うので多少の期待を持って見に行った。

 

「あ、あの曲はこのグループのだったんや」という出会いがあった。YouTube日本語版である教会のビデオ投稿で賛美していた曲が気になっていたのだが、作曲者も出典もわからないので直接問い合わせようかと思っていたぐらいだった。それが、あった。

そのサイトには楽譜の無料ダウンロードができるとあった。少し期待してそのPDFファイルを開いてみた。

 

がっかりだった。全部ではないが、かなりむちゃくちゃな書き方だったのだ。これで無料なら仕方ないとでも言うのか?少なからず楽曲を提供するならそれなりの責任はあるだろうに。

あえてそのグループの名前は伏せておく。気になる人には気になるというレベルのものだし、責めるつもりはない。何年か前に作ったもののようだし、この数年間で成長していることを期待する。もし機会があればこうじゃないよね、ぐらいの話はしてあげたいと思うけれど...

 

前にも書いたが楽譜は演奏者にとって記号以上のものだ。伝わりにくい書き方、伝わりやすい書き方がある。

例えばシンコペーションの書き方。一小節内の音符の長さの合計があっていればいいというものではない。拍子を意識した配置が必要だ。

あるいは弱起の小節。一部のソフト、例えばFinale Notepadでは設定できないことは知っている。小節線の位置や段ごとの小節数の配置も調節できない。もう1ランク上のソフトを買うのは無駄な投資ではないと思う。

 

ウンチクおやじの独り言と聞き流していただきたい。彼らの働きはすばらしい。ただ、私は素直に喜べないというだけ。

 

 

「失望するのは間違った期待が原因」

 

ということをヒルソングのカンファレンスで語っていたっけ。彼らの技術に期待するのではなく、彼らの霊性、彼らの情熱に期待すべきだ。

今後のさらなる活躍を期待しよう。

 

 

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コメント(2)

たにいさん、こんにちは! 賛美に関するブログ、興味深いです。私は音楽は素人ですが、「ウンチクおやじの独り言」、お気持ちわかります。若い人たちが頑張っている様子を見るのは頼もしいですが、やはり基本はしっかり押さえて丁寧に取り組んでほしいと感じること、ありますよね。
これからも、いろんなことを発信していってください!

はちこさん、ようこそ(&お帰りなさい)

そう、基本は大事ですが学校音楽では必要なことが教え切れていないという現実があります。教員時代は実際教えるのは大変でした。

関西も回られるんですねー、天気が悪そうですが晴れるといいですね。

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このページは、jackが2007年7月 4日 18:47に書いたブログ記事です。

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