ギター教室開校!

この日曜は大変だった。

 

本館に書いたように義父が大変な状態だったので、妻は病院へ行ったり来たりしていた。私も朝病院へ立ち寄り、お義父さんの手を握って祈ってから礼拝に出た。礼拝前の準備賛美とオルガン当番の日なのでできれば休みたくはなかった。その後の執事会はなんとでも(ぉぃ)

礼拝が終わったあたりで頻繁に携帯に連絡が入り始めた。ちょっと容態が悪くなったので...ということだった。すぐにでも駆けつけるか、と思ったのだが義弟が来てくれたとのことで様子を見ることになった。

 

ちょうどその時、初めて教会へ来た親子が「ギターを習いたい」ということで私のところに来ていたのだった。礼拝が始まる前にO先生が私に「頼みますよ」と言っていたのだが、この状況を知っていて言ったとは思えない...ま、いつものことだし(笑)

せっかくなので昼ごはんを抜いてギターを教えることにした。といっても私だってギターを教えるなんて、学校の授業で教えた程度で、それもチューニングに明け暮れて大したことができないまま終わったという嫌な思い出しか残っていない。ええい、やるまでよ!って具合。

高校1年の娘さんだったが、ギターはまったく初めてという割にはスジが良くって、コードなんかもスラスラ覚えていくので驚いた。「うちの娘も同い年だけど、すぐに諦めちゃってねー」なんて話をしながら30分ほどでGの曲は3コードで弾けるようになった。

合い間に「今時のコードって難しいけど、基本のコードフォームをちょっと変えるだけだからじきにできるよー」なんて甘いこと言って大丈夫か?という感じで初回終了。理由は聞かなかったけどスピッツの『空も飛べるはず』を弾けるようになりたいと言うので次回は何か用意しなきゃなんない。ちょっと気合が入ってきた。

 

「そらもーとべーるはずぅー」のフレーズだけは知っていたが、キーは何だろ?BbとかEbとかバレーコードの多い曲は勘弁して欲しいな、と思って調べたらなんと!Cだった...あ゛ーFがあるやんか。

まあ他はAm7とかD7とかなので、一つぐらいはいいだろう。と思ったらこの楽譜、コードネームは普通なのだがTAB譜はテンションコードのものぢゃないか、おもしれー

今回は@ELISEという楽譜配信サイトで探したのだが、一曲単位で販売するので欲しい曲だけ、しかも複数のバージョンから中身を見てから買うことができる。もちろんsampleなんてでっかく入っているので実際に買わないとしょうがないのだが、雰囲気は分かる。今回はTAB譜の説明にいいだろうとシンコー・ミュージック版を買った。

 

昔スクエア(T-SQUARE)とかカシオペアとか好きでバンド譜を集めてたことがあった。メンバーが集められないのでエレクトーンにシフトして一人で全部やるようになってしまったのだが、フォークとかポップスとかは元々嫌いじゃない。ただ最近の意味不明な横文字だらけのグループが判別不能なのと、聴いてみていいなと思えるのが少ないだけ。

ちょっと前は中島美嘉、しばらくしてアンジェラ・アキを聴きまくった。突然ミスチルの桜井くんはすごいと思いap bank bandのDVDセットは発売と同時に買ってしまった。それでSalyuの不思議な魅力を知った。一青窈も見直した。

 

たまに駅前で路傍伝道をするのだが、人前でギター鳴らして賛美曲を声張り上げて歌うのは何の抵抗もない。昔、毎日のように選択難民の生徒(書道と美術は課題があるので音楽を選ぶんだと)の前でピアノ弾きながら、ひとりで嫌々歌っていたことを思えば、路傍伝道はまだ興味を持って聴いてくれる。立ち止まってくれる。

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※堺東駅前にて路傍伝道、2000年6月

 

だけど直接一人をつかまえて伝道することは私にはできない。どうもそういう器ではないらしい。直接ではなく間接的に証しするのはできるってことか。

家にあるCDはほとんどが賛美曲ばっかりで、セキュラーなものは少ない私なのだが、何がきっかけになって救いへの道が開かれるか、こういう用いられ方もあるんだなあと思った次第。

 

結局この日は執事会も最後まで出席し、全部終わったのが4時過ぎだったか。病院へ行った頃にはもう緊急手術が始まっていた。続々と義父の兄弟とか親族が集まってくるので、一足先に家に戻って手術が終わるのを待つことになった。

晩ごはんを作りながら待っていると、夕方には無事終了したと連絡があり、妻を迎えに行った。話を聞くと人工肛門をつけるとか、それはそれで大変な状態であることに変わりはないのだが、とりあえずひと山越えたらしい。

 

良かった...長い一日だった。 

 

 

 

 

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このページは、jackが2007年7月10日 01:35に書いたブログ記事です。

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