ライセンスホルダーとの交渉

この1週間の動き。

 

新しく訳した曲の翻訳について許諾を得ようと、そのバンドのメンバーにメール。すると出版社が管理しているからそっちに聞いてくれ、と。そこで出版社に聞いてみると、CDを買ったのなら教会で歌う分には録音とかしなければOKということだった。

 

ただ、どうも歯切れの悪い返事だったのでこの際調べてみた。アメリカの場合現在はCCLIという団体が教会での使用料を徴収することになっているみたいで、教会員の人数によって料金が変わってくる。しかも結構な額。

当然楽譜のコピーなどは認められず、歌詞をプロジェクタで表示したりするのも許可がいるんだそうで、礼拝だからといって例外は認めていないらしい。当たり前といえば当たり前だが、日本の感覚だとそこまでするの?と思ってしまう。

韓国ではどうなんだろう?結構気ままにに訳したり録音したりしているような気がする...日本でも出版済みの楽譜をコピーして「楽譜つき」としてCDを販売しているケースがあった。『魂歌』みたいに自作曲だけなら問題ないだろうけど、無断でやってたらスゴイ。

 

昔ヒルソングに翻訳許可の問い合わせたときは、原詞と訳詞を並べて書き、それをさらに英語に訳し直したものを書いて送ってくれ、というのでそのようにしたのだがまったく音沙汰なしだった。

それから2年たって、日本語版の公認訳ができたというので注文したら訳者として自分の名前が書いてあるものが見つかった。でも歌詞はこうえいかさんのものだったよ...どうなってんの?



めんどくさいことはやめにして、自作曲でいこうか。...ってなかなか作れないし。サビだけ、とか断片で終わっているもの多数。

 

 

 


 

その後、お友達の韓国人、スノさんのブログに韓国内の著作権に対する考え方などが紹介されていた。

それによると、やっぱり現状はお構いなし(笑)みたいで、割と自由に賛美曲のCDをリッピングしたデータが手に入るそうだ。

韓国人の目から見て、日本のサイトでほとんどそういったものが手に入らないのは不思議に見えるらしい。確かに昔はニフティサーブのライブラリにはMIDIデータだの歌詞データだのがたくさんあった。私もいくつか打ち込んだ覚えがある。

アメリカにあるMIDIライブラリで有名だったサイトは現在閉鎖されており、トップページには作者からイチャモンつけられて閉鎖に追い込まれた経緯が書かれている。「勝手に私の曲をどうのこうの」みたいな感じ。

 

もっと気軽に賛美をシェアできないのかな、とも思う。自分で作った曲を公開すればいい話なんだろうけど...

 

 

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コメント(2)

>自作曲

私も、オリジナルの断片のメモが沢山たまってます(笑)。アイディアが浮かんでメモってそれっきり。

でも、インスピレーションと同時に、「仕上げるぞ!」っていう意志の部分も大切かも知れませんね。案外、他者から依頼されたり、締切が決められたりしていたなら、すんなり作れるのかも。

著作権利者に直接使用許可を得ることは本当に大変なので、最近は著作権管理団体のデータベースを検索したり、メールでお問い合わせをしたりしています。
使用料を払えばいい。。。(言葉で言うことはすごく簡単)のですが、またそれがどんな曲を、どこに、どれくらい使うのか決まってないと使用の申し込みさえできないので、やはり手間がかかる作業だなぁと再び思うようになりました。
「CopyCare Korea」という団体に韓国で日本語の賛美集を作る時の申し込みと使用料の支払いなどを問い合わせています。
手間はかかっても不可能なことではないので、時期解決すると思っています。

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このページは、jackが2007年9月14日 20:32に書いたブログ記事です。

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