2008年6月アーカイブ

無事、終わりました。今年最後の賛美集会。


うちの教会では第五日曜の午後に賛美集会と聖霊待望会を持つことになってました。今年はあと2回あるはずだったのですが、諸事情により今日が最後になりました。

もちろん、機会があれば非定期的な集会はありますし、N姉が始めた『聖歌を歌う会』も中高年の兄弟姉妹で賑わってますし、賛美は絶えません!


今回は私は奏楽に徹してました。賛美リードは前半H姉、後半K姉。奏楽はピアノがN姉、私がオルガン、T姉がドラム。T姉はちょっと病気がちだったのですが今日はがんばってドラムを叩いてくれました、感謝!

前半のH姉は私よりいくつか若いのですが、信仰歴は長くてその分知ってる賛美もいろいろ...ミクタム赤本の一桁台をリアルタイムで歌っていたので、やや「昭和の香り」が。(失礼~)

後半のK姉は私よりだいぶ若くて、現在中高生リーダーでもありユースキャンプなどにも同行して習得したいわば「平成の香り」といったところ。

ところがピアノのN姉もクラシック出身でしかも昭和世代(またまた失礼!!)なため、メンバー間の微妙なノリの違いが面白かった。

かくいう私はバリバリ昭和の男ですが、精神構造は中高生並(笑)なので...

冗談はさておき、世代を越えて支持される賛美とは、と思います。

飛び上がって叫び声を上げるのは年配者は好みません。かといって中高生は座り込んでモミ手で歌うようなことはしません。しかしお互いに認め合うことで、それぞれのスタイルで賛美することは可能だと思います。

うちの教会はやや中高年、特に50才以上の方が多いので行事等は配慮しないわけにはいきません。しかし中高年の教会員の方は、まるで自分の孫たちを見ているかのように、若者たちが窮屈な思いをしないように寛大な目で見守っていてくださいます。

先日ある教会の賛美礼拝を見ていて違和感を感じたのですが、海外でヒットした曲をそのまま持ち込むのも結構だけれど、日本人には日本人の賛美があるのではないか、と。いや、別にゆかたを着て和太鼓を叩けという意味ではないですが...スタイルではない、中身です。それが世代を越えた賛美のカギになるのではないかと。ちょっと抽象的ですけど。

以下、今回の選曲です。

前半
・ラララ歌おう Em
・わが魂の羊飼い D
・すべてを感謝しよう F
・勝利を叫ぼう G
・山と海を越えて E,F
・イエス、あなたの名は F

後半
・Happy Song F
・Trading My Sorrows A
・その日全世界が A
・とわに礼拝します A
・満たしてくださる方 F
・注ぎたまえ主よ Bb
・聖霊の風の中で G


これに昼の礼拝はピアノ奏楽だったので、さらに7曲、合計20曲!
今日は賛美おなかいっぱい。

これはNewLife Churchのユースバンド、"Desperation Band"の曲らしいです。

実際には同チャーチのワーシップリーダー、Jared Andersonが書いたもので、彼自身はバンドから離れてソロ活動もやっています。彼については知り合いのTOMさんのブログに詳しく書いてますね。また彼のCDはamazon.comでも売ってます。

日本では楽譜は入手できるんだろうか?たぶん日本語版を収録した曲集なんてまだ出てないと思うんですが、英語ならCDと楽譜が一緒になった「ワーシップツールズ」なるものがあるので、あるいは持っている方がいらっしゃるかも知れません。amazon.comでは在庫切れだそうです。


知り合いに聞いたら、たぶん東京アーバンチャーチが日本語訳を作ったのではないかという話。Youtubeでも見ることができますしね。彼らもキャンプなんかで歌っているのを聞いて、自分で楽譜を書いたらしいです。細かいところは間違って覚えてしまったまま歌っているとかでビデオとはちょっと違っているので、やはり正確な楽譜が欲しいところ...

またビデオはオリジナルのキーと同じDで歌っているけど、これは男性のワーシップリーダーに合わせた音域で書いたためでしょうね。このままだと女性は歌いづらく、実際アーバンチャーチはDなんですが、後半に入ると女性ワーシップリーダーの声が聞こえなくなっています。それを知り合いの方たちがAに移調したのは賢明だと思います。


そうこうして調べているうちに、以前楽譜を買ったことのあるオンラインショップで、『Promises』をピアノ伴奏つきの楽譜でダウンロード販売しているのを見つけました。$5.25だから550円くらいかな。アルバム一冊分の曲集をキリスト教書店で買うと3,000円以上はするので、1曲しか要らない場合はむしろ安いかも。

オリジナル曲はCDを聞いたわけではなく、やはりこれもYoutubeでコンサートの様子をビデオとして見ました。Youtubeがいいか悪いかは諸説あるのでここでは触れませんけど、少なからず伝道や宣教に役立っていると思いますね。


こうなるともう自分で楽譜を作ったほうがいいので、オリジナルを横目にアーバンチャーチのビデオを聞きながらFinale(といっても2005)で作成。繰り返しがややこしいのでリピート記号とかセーニョ、コーダ記号であっちいったりこっち来たりですが、まあ誰が見ても分かりやすいかと。

知り合いが言っていた「違うところ」というのは、歌いだし始めの「この人生すべてで」というフレーズで、アーバンチャーチのビデオはこのじんせいーすべてで」と歌っているのに対し、知り合いたちは「このじんせいすべてでー」というあたり。私も後者の方がいいと思いますね。

オリジナルは"to Your ways"というのが「すべてで」にあたるところにあるんですが、toだからアクセントがなく弱いんですね、英語の場合。これが「すべて」は「す」が強いですから、同じところにきちゃまずいわけです。日本語的には。


翻訳ものの楽曲の場合、オリジナルのメロディーを尊重するあまり、日本語の歌詞のアクセントや抑揚がおかしくなってしまうケースが多く見られます。英語の楽譜にそのまま日本語の歌詞を書き込むとこうなってしまうかなあと思うんですが、日本語「訳」ではなく、「日本語で作詞」したと思って音符を多少足したり引いたりずらしたりすれば自然になります。

英語と日本語では字数が合わないので、書いてあることの6割も取り込めれば上出来だろうと思うんですが、書いてないことをでっち上げるのはどうかと。小節単位で訳す必要はなく、フレーズ全体とか曲全体で意図が伝わればよしと思うんですね。

実際のところ出版社の許可を取る際にメロディは変えちゃイカンとか制約が出てくることもあるでしょうけど、「うた」ですからねえ...窮屈なことはしたくないなあ。


とりあえず、アーバンチャーチのそのままなんですが、どうでしょう?なかなかいい曲だと思いますので、あなたの教会でもぜひ。


--- 6/6追記 ---
アーバンチャーチの酒井先生に確認取れました。先生が訳されたそうですが、他にもいくつか訳して歌っているのを聞いたことがあるそうです。

このアーカイブについて

このページには、2008年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年5月です。

次のアーカイブは2008年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。