悩み多きお年頃?
またまた悩んでいる。ていうか毎月のことなんだが(笑)
私は毎月第三日曜は司会とワーシップリードの奉仕をさせていただいている。第一はドラムとフルート(曲によって使い分ける)、第二と第四はオルガン、第五のある月はピアノ。
他の奏楽者は主婦だったりOLだったり、青年部とか他の奉仕もあるので毎週は大変なのでローテーションを組んでいる。私は奏楽チームリーダーとして毎週なんらかの形でかかわるようにしている。
昔はピアノとオルガンを隔週でやってたのだが、メンバーが増し加えられたので何年か前にこうなった。ワーシップリードも以前は月に2回やってたのだが伝道師が加わったので1回になった。
回数が減ると楽ではなく、むしろ大変になったように思う。一回ごとの思い入れがより深くなった。特にワーシップリードの際の選曲はとにかく大変。
好みで選んではいけない。かといって不慣れな曲を持ってくるわけにもいかない。高齢者が多いので、ついて来れないような元気な曲ばかりも選べない。 かといって聖歌ばっかりでは若い人が満たされない。
加えてこの週だけ中高生チームが礼拝前に準備賛美を担当するようになったのでリハの時間が取りにくくなった。ますます新しい曲を取り入れることが難しくなっている。
どうやって選曲するか
いつもは聖歌のほかにミクタムの赤本、青本、リビングプレイズシリーズ、シティプレイズシリーズ(まれになったが)、ビンヤード日本語ワーシップシリーズ、あと教団で作った「主をほめよ」という曲集から選んでいる。その他オリジナルの翻訳曲など。
前週のうちにメッセージ箇所が牧師から示され、そのテーマに見合った曲の進行をストーリーとして考える。基本的に最初は聖歌、祈りの後ワーシップソング数曲、メッセージのあと主の祈りの歌、献金の曲(ほとんど聖歌)、そして頌栄、と一応の順序が決まっているのでその枠組みの中でどうするか、だ。そして曲が決まったら奏楽チームメンバーにFAXで流す。
選ばれた曲は最初からワーシップソングの場合もあるし、全部聖歌だったこともある。ヒルソングもあれば昔のゴスペルフォークも入れる。毎月同じではなく、示されれば時には「何でこの曲なんだろう?」と自分でも不思議に思う曲が入ることもある。
ところが礼拝が終わってみると、全体としてジグソーパズルのピースのようにぴったりと収まっている。礼拝後に「今日の賛美とっても良かったですー」と言ってもらえると悩んでよかったと思う。もちろんそんな風に言ってもらえるのはいつもじゃないけど...
ある時は「何度も何度も繰り返すの、いつ終わるのかと思った」とか、「やっと慣れてきたと思ったらもう終わるんだもの」とか。果ては「ワーシップソングってあんなロコツに『すべて捧げる』とかよう歌わん」「『きみは愛されるために生まれた』って誰に向かってキミと言っているのか」(えらそうに、ってこと!?)...好きなことゆーててくれ!
悩みは尽きない
選曲にはほかの要因もある。リードの時は私はギターを持って弾きながらやるのだが、ギターコードであんまり弾きにくいキーはやっぱり避けてしまう。リードを中断していちいちカポをはめ直すわけにもいかないし。
また流れを大切にするため曲と曲はほとんどメドレーでつなぐのだが、なるべく同じキーか、半音ないし全音上下する範囲で選んでいる。どうしてもつながりが悪い場合は音をいったん切って新しい流れにするか、移調して演奏してもらうこともある。この場合移調譜を書いて事前に渡す。
ミクタムの曲あたりだと小坂忠さんなんかは男性でもキーが高いほうだと思う。翻訳曲なんかでオリジナルのキーを上げている曲もあるくらいだ。女性も一緒に歌うと高すぎる場合もあるので、半音から一音下げたほうがいい曲が多い。
意図的な選び方、というとわざとらしくてイヤなのだが、前半はアップテンポで、キーは上がっていくようにする。 後半は逆にキーを下げる方に、そしてゆったりとしたテンポの曲を選ぶ。しかし上げたり下げたりはしない。上げるんだったらそのままだし、下げるんだったら最初は同じキーが続くことがほとんど。
とまあ、一見何気なく選んでいるように思えても、いろいろな配慮があるわけで。これを頭で考えてもどうにもできないのでいつもひたすら神に祈るわけである。何日考えても決められなかったものが一瞬で全曲決まってしまう...そんな具合です。
今月もこれから選曲にかかるのだが、今度の日曜は野外礼拝、つまり近所の公園(といっても仁徳天皇陵がすっぽり入る)で天幕集会。またいつもとは違った選曲になるんだろうな、たぶん。
※文中一部脚色してます <(_ _)>