リペア経過...

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いやー...進まないっすね、なかなか。

予想はしていたのだが、自宅で仕事をしているとはいえ丸っきりヒマにしているわけではないし、妻が英語の教室をやっている関係で夕方から夜にかけてのレッスン中は極力静かにしないといけない。

さらに。トップをいったんはがして塗り直し、と思ったのだがこのような理由でペーパーがけの作業がほとんどできない。そのため素人ならではの強引な方法ではがしにかかったのだがこれが大失敗!後始末にえらく手間がかかってしまった。

 

当初どうやってはがそうか、と割れたところをつついていたらぺラッとはがれてきた。調子に乗って引っぺがしにかかったらトップの板もろともはがれてきてしまった。あわててカッターで切り取り、小刻みにはがすことにした。

だったら最初からはがす面積を小さくしておいたらいいのでは?とアクリル板用のPカッターで碁盤目状にスジを入れてみた。これはやや正解だった。タイのうろこをはがすかのようにペロッ、ペロッとはがすことができた。

 

guitar0821_01.jpg

 

それでもやはり木目の状態によってははがれてしまったので、ところどころ深くへこんでしまった。それをパテ埋めしてやろうと思ったが近所のホームセンターには水性のチューブ入りパテしかなかった。乾燥させてみると、とりあえず埋めることができたっぽいのでペーパーがけしてならしていってみると、薄いところがどんどんはがれてしまった!結局全部はがして別の方法を探ることに。 

いくつか試してみたところ、意外とタイトボンドがしっかり貼りついているようなので、パテ代わりに使ってみた。ところがこいつはサンディングシーラーを塗るとふやけてシワシワに。またやりなおし...

最初っからエポキシパテにすりゃよかった、というオチ。

 

さて、この過程で開発したツールがこれ。プロクソンのルーターなのだが、トリマーのようにスタンドを作ってみた。市販品でもあったはずだが、これは対応していないタイプのため自分で作った。

guitar0821_03.jpg

端材ではさんでネジで留めているのだが、ルータービットとしてフライス盤用のスクエアエンドミルが取り付けてある。元が金属加工用なのでアクリルでも木でも切れ味はバツグン。直径3mmと細いながら4枚歯で強力に削ることができる。

guitar0821_04.jpg

これを底板の面からごくごくわずかにはみ出すように調節してある。削ってみた深さを測ると0.15mmだった。これをでこぼこの面で滑らせると、ちょうど出っ張った部分だけを削り取るのでほぼフラットにできる。

板がはがれたりしてパテ盛りしてあるところを一瞬のうちにフラットにするため、最初からシコシコとペーパーがけするより効率がよい。ようやくこれで平らにできた。

 

思えばひび割れてたり、盛り上がったりしていたのを最初に見たとき「これはダメかな~」というのが正直なところだったのだが。なんとかなりそうだ、とはいえまだまだこれからサーフェーサー塗って磨き、カラーを塗っては磨き、クリアを吹いては磨き、と続くわけだが...

今年中には終われるか?

 

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このページは、jackが2007年8月21日 21:12に書いたブログ記事です。

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