仮想マシンソフトをしばいてみた

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昨日の「秘密のケンミンShow」でやっていたネタだが、大阪の人間は何事も大げさなんだそうだ。

そう言われてみればそんな気がする。気がする、というのは自分はネイティブの大阪人ではないが、すでに十分長く大阪で生活しているから分かるよ、ということであって。自分はあんな風にはしないなあ、と思うのである。

で、「しばく」VS「どつく」というのは愛情があるかどうかとかそういう違いらしい。らしい、というのは自分では明確な区別ができていないからであって、まあ、そんなことはどうでもいいんだが...


そこで仮想マシンソフトを、愛情を持っていたぶってやったという話。

昔、仕事でVMwareという仮想マシンソフトを使っていた。それまではHP-UXというヒューレット・パッカードのUNIX系OSをスタンドアロンで使っていたのだが、ハードが高い、ライセンスが高い、汎用性がないなど面倒くさいことがいっぱいだった。そこで業務用ソフトのメジャーバージョンアップを機会にLinuxに移植することになった。

ところがOSは無料になりハードはパソコンと同等でよくなったのはいいのだが、サポートは自前でやらないといけない。当時はまだLinuxはマイナーだったが、マニアックなエンドユーザーが気軽にいじくってトラブルを引き起こしかねない、ハードが変わると環境構築が大変、ということで仮想マシン上でLinuxを動作させることになった。

で、出てきたのがVMware。当時はまだ個人で買える代物ではなく、用途も限られていた。それでもWindows2000やXP上でネットワーク接続されたLinuxが動く様はなかなか面白かった。それなりにトラブルが頻発したのでサポートは面倒だったけど。

そして現在、デスクトップとノートをVistaにしてしまってからは、動かないソフト・ハードと格闘してきた。そしてどうにもならないものは仮想マシンソフトで動かすXPで使うとかしている。

※VirtualPC 2007でWindows XPを起動中


さすがにVMwareは個人ではライセンスを持ってないし、動作が緩慢なイメージがあったので本家MicrosoftのVirtualPC2007を使っていた。しかし無償で使えるのはいいのだが、いまどきUSBをサポートしていないし、やっぱりどこか動作が鈍いので代わりを探していた。

今回見つけたのはドイツ・innotek の「Virtual Box」。こちらも個人使用はフリーだし、なによりWindows系以外のOSもサポートし、USBも一応使えるらしい。

こちらのサイトで詳細を知ったのだが、早速ダウンロードしてみた。インストールは難しくないし、案外短時間で済んだ。

ゲストOSはまずお試し版のWindows Sever 2008 Standardを入れてみた。6月まで無償で使える、いわゆるプレビュー版だ。

※Vista上のVirtualBoxで動くWindows Server 2008のログイン画面
vbox_ws2008.jpg


サーバーOSを入れて何の意味があるのか?と言われれば、入れてみただけなんだが...あっさりインストール完了。サーバー用だけに何にもソフトがないので使い道もないのだが、VistaをAeroなしでクラシック表示にしたような具合だからストレスなく動いた。

ところでWindows Server 2008って、インストールして最初にAdministratorのパスワードを決めないと先へ行けないのだが、パスワード命名規則が複雑になっている。文字と数字と記号を必ず一緒に使って6文字以上にしないとダメ。しかも一度使った単語は後で使えないなど制限がある。

調べもせずに適当に入れようとしたが、しばらく悩んでしまった。一度入ってしまえばローカルセキュリティポリシーを変更してやることで文字だけとかにもできるんだが...詳しくはこちら。
これ書いたの17歳だって?ウチのネトゲオタ息子と同じだよ!?)

あと、このOSをシャットダウンするとき、なんかコメントを入れないと終了できない。まあ、サーバー用だからシャットダウンするなんてよっぽどだろうけど。

ws2008_shutdown.jpg

次にSolaris10を入れてみた。まだインストール中に書いているのだが、仮想HDDを作成するときにSolarisが選択肢にあるのでこれは問題ないだろう。ところがなかなか終わんないの、これが。

solaris10.jpg

元々HP-UXを使ってたし、LinuxやSGIのIRIXなんてのも持ってたことがある。何に使うの?って、やはり入れてみただけです...今やタダなので。

ということで、結構使えそうです、このソフト。必要がある人には、だけど。


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このページは、jackが2008年2月22日 22:39に書いたブログ記事です。

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